熊野 穣/KUMANO Osamu
健康医工学研究部門
Health and Medical Research Institute
バイオセンシング研究グループ 研究グループ長
- 出血・血栓病態の血液疾患に関する新たな診断方法の研究
- 抗凝固薬(FIIa、FXa、FXIa阻害薬など)モニタリングのアッセイ系構築
- 循環器デバイス開発時の大型実験動物血液の血液適合性評価の標準化
血液疾患に関する新たな診断方法の研究を行っています。特に出血・血栓病態を専門としており、抗凝固薬(FIIa、FXa、FXIa阻害薬など)のモニタリング検査法の構築を行っています。また、ECMOなどの循環器デバイス開発時の大型実験動物による血液適合性評価の標準化にも取り組んでいます。
血液凝固・線溶反応の評価系構築
血液は体外に出ると固まる(凝固)します。体内でも感染症などをきっかけに凝固反応を起こすことで、血栓を形成します。また、生じた血栓が溶ける反応を線溶反応といいます。これらの血液の凝固・線溶反応に関するアッセイ系を構築します。 臨床検査における凝固線溶検査として、PT、APTT、FDP、Dダイマーなどがありますが、既存のマーカーでは見ることができない違いなどを新たなアッセイ系を構築することで検出します。生体内の物質、凝固因子製剤、抗凝固薬、凝固線溶反応に影響を与える物質・サプリメントなどを評価可能です。 また、ヒト以外の血液検体でもアッセイ系を構築して評価致します。
薬事申請を見据えた臨床研究のコンサルティング
近年、自由診療の意識が高まり、消費者が自身で健康指標のパラメーターとなるキットなどを購入して検査する風潮が広まっています。一方で、自由診療といえども一定の医学的エビデンスは求められるようになってきており、医療機関と連携した臨床研究の実施が今後さらに必要になる見込みです。 臨床研究を実施してエビデンスを取得したいけれども、経験がなく何から始めたらよいかわからないという方々に向けて、医療機関と調整し、臨床研究を実施します。評価内容を伺い、綿密な打ち合わせの上で研究計画書を立案し、医療機関とも協議し、臨床研究を実施します。