菊池 義智/KIKUCHI Yoshitomo
バイオものづくり研究センター
Biomanufacturing Process Research Center
生物共創制御研究チーム 研究チーム長
研究テーマ
- 低環境負荷の新規害虫防除法の研究開発
- 共生微生物による害虫の農薬抵抗性獲得機構の解明
- 環境微生物の新規運動性の解明
研究内容
主に農業害虫を対象として、その腸内微生物叢の群集構造解析を行うとともに、害虫や腸内微生物の遺伝子改変を通して宿主$2013微生物間相互作用の分子基盤を解明し、環境にやさしい新規害虫防除技術の開発を目指し研究を行っています。
キーワード
低環境負荷の害虫防除技術
技術内容
【背景】一次産業における脱農薬は欧米をはじめとした世界的なトレンドであり、我が国でも「バイオエコノミー戦略」や「みどりの食料システム戦略」が策定され、2050年目標として農薬使用量の50%削減を掲げ、各所でさまざまな取組が行われています。このような背景のもと、化学農薬に代わる、効果的で環境負荷の低い革新的な害虫防除技術の開発が求められています。 【開発技術】 これまでの我々の研究で、ありふれた抗酸化物質が害虫の呼吸器官(気管)形成を阻害し、高い殺虫活性を示すことが明らかとなってきました。これは、残存性や環境負荷の低い新たな害虫防除技術になる可能性が高いと考えられます。また、害虫の呼吸阻害による物理的防除法についても、これまで着目されてこなかった生理メカニズムを活用し、新規技術の開発に取り組んでいます。 【用途例】農業害虫防除、蚊などの衛生害虫防除、貯穀害虫防除
関連知財
- PCT/JP2023/007648(2023/03/01):害虫の呼吸器形成機構を標的とする新規害虫防除方法
関連文献
- Y. Sato et al., Nature Communications, 2021, [doi/10.10.1038/s41467-021-26649-2]
- H. Morimura et al., PLoS ONE, 2024, [doi/10.10.1371/journal.pone.0310919]
- H. Morimura et al., Scientific Reports, 2025, [doi/10.10.1038/s41598-025-20317-x]
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