菅野 学/Manabu Kanno
バイオものづくり研究センター
Biomanufacturing Process Research Center
微生物機能開発研究チーム 研究チーム長
研究テーマ
- 新規バイオリソースのスクリーニングと利用技術開発
- 有用物質の微生物生産プロセスの構築と条件最適化
- 植物共生微生物および植物機能制御物質の製品化技術の開発
研究内容
環境中の未利用の微生物資源の開拓、未知の微生物機能の解明に取組み、各種バイオ産業の競争力強化に資するシーズ・プロセスの利活用技術の開発を推進しています。特に、植物共生微生物の潜在的な機能ポテンシャルを探索・活用することで、微生物の力による植物バイオものづくりの高度化を目指しています。
キーワード
植物共生微生物の力を、次世代バイオ製品へ
技術内容
微生物資材市場は年成長率10%超で拡大すると予測される一方、実用性と再現性を備えた有用微生物の獲得と製品化が普及の鍵となっています。 私たちは、植物―微生物共生に着目し、独自のスクリーニング基盤と解析技術を用いて、新規性の高い共生微生物を数百株規模で体系的にライブラリー化してきました。その中から、多様な植物種において成長促進や収量向上を示す微生物を見出しています。さらに、微生物による植物制御物質(バイオスティミュラント)の高効率生産や、微生物を安定的に作用させる保護カプセル型の種子コーティング技術を開発し、実栽培での頑健性と扱いやすさを両立させています。 本技術は、微生物資材やコーティング種子、高品質種苗などの製品形態での活用が想定され、農林業、フードテック、素材開発、医薬品原料生産など、植物を基盤とした幅広いバイオものづくりへの応用展開が期待されます。
関連知財
- 特願2023-192519、PCT/JP2024/040039、WO2025/100548(2023/11/10):植物を栽培する方法及びそれにより作出される植物
- 特願2024-189718(2024/10/29):種子への微生物のコーティング方法
関連文献
- M.Kanno et al., 「農業用微生物資材の研究開発動向のミニレビュー ブレイクスルーに向けた 13 の取組み」 土と微生物, 2023, [doi/10.18946/jssm.77.2_74]
- M.Kanno et al., 「 植物微生物学の培養技術の現状と展望」アグリバイオ, 2021, [doi/10.none]
- M.Kanno et al., 「農作物生産の未来を切り拓く植物微生物研究」土づくりとエコ農業, 2020, [doi/10.none]
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