伊藤 英臣/ITOH Hideomi
バイオものづくり研究センター
Biomanufacturing Process Research Center
生物共創制御研究チーム 主任研究員
研究テーマ
- 土壌の肥沃度を高める微生物資源の開拓
- 害虫と微生物の関係解明と害虫防除技術シーズの創出
- 魚介類と微生物の関係解明と水産養殖技術シーズの創出
研究内容
自然環境中の微生物の生態の理解を深化させ、バイオエコノミー社会の実現に資する産業技術を開発する。土を肥やす微生物基盤の真相を解明し、低環境負荷な農業技術シーズを創出する。農業害虫や魚介類に影響を及ぼす微生物を発掘し、相互作用を破綻または促進させることによる宿主動物の防除や増産技術シーズを創出する。
キーワード
農業生産を支える土壌微生物の機能活用技術
技術内容
農耕地土壌に生息する微生物群の構造と機能を解析し、土壌条件と微生物の関係性を明らかにすることで、作物生産に寄与する微生物機能を強化・制御する技術を開発してきました。微生物による土壌肥沃度の維持や植物の環境ストレス耐性への寄与を科学的に理解し、環境条件の調整や微生物制御を通じて、作物の健全な生育や低投入型農業の実現に貢献します。肥料資材、土壌改良剤、環境調和型農業など、多様な農業関連分野に応用できる技術基盤です。
関連文献
- Y. Masuda et al., Microbiome, 2024, [doi/10.1186/s40168-024-01812-1]
- Y. Masuda et al., Applied and Environmental Microbiology, 2020, [doi/10.1128/AEM.00956-20]
応用可能な産業分野キーワード
動物の腸内細菌に着目した成長促進・健康維持技術
技術内容
動物の成長や健康に影響を与える腸内細菌の探索・機能解析を進め、有益な微生物の働きを宿主動物の成長促進に効果的に活用する技術を開発してきました。 腸内細菌の機能を最大限に引き出すプロバイオティクスの選抜・利用技術は、養殖業・畜産業・ペット産業など幅広い動物生産分野において、生育効率の改善や疾病リスク低減に役立つ基盤技術として応用できます。
関連知財
- 特許第7377478号(2019/09/27):魚介類養殖方法、プロバイオティクス細菌液、およびプロバイオティクス細菌含有飼料.
- 特許第7141637号(2018/11/27):アガリボランス(Agarivorans)属細菌、その変異株である細菌、海藻分解用細菌並びにアガー、アルギン酸、フコイダン、カラギーナン、ペクチン及びキシラン分解用細菌.
関連文献
- K. Kawano et al., Animal Microbiome, 2025, [doi/10.1186/s42523-025-00462-4]
応用可能な産業分野キーワード