研究者紹介

日野 彰大/HINO Shodai

モレキュラーバイオシステム研究部門

Molecular Biosystems Research Institute

バイオ分子評価研究グループ 研究グループ付

研究テーマ
  • 生分解性プラスチックの海洋生分解性評価と標準化
  • 生分解性プラスチックの生分解性制御技術の開発
  • 超分子化学的手法を用いた新規機能性材料の開発
研究内容
研究紹介図

生分解性プラスチックの海洋における生分解性評価と評価方法の標準化に取り組んでいます。また,使用中は物性を維持し,使用後に分解が開始するような生分解性制御技術を開発し,耐久性・実用性と生分解性の両立を目指します。さらに,ボールミルを用いた新規機能性材料の開発も行っています。

キーワード

環境負荷低減生分解プラスチックガイドライン・標準化低侵襲イメージング

生分解性プラスチックの海洋生分解性評価と標準化

技術内容

海洋プラスチック問題が深刻化する中で、海洋で生分解するプラスチックの普及が問題解決のための一つの手法として期待されている。生分解性プラスチックの迅速な社会実装のためには海洋生分解性の認証制度が重要であり、そのための効率的な試験方法が求められている。このような背景から樹脂の生分解性を迅速に・誰でも・容易に調べるための試験手法を開発し、これを国際標準化することを目指している。例えば、海洋などの水環境下での生分解を簡易に実証する評価手法を規定した国際規格1件の発行に貢献している(ISO 16636:2025)。海水が自由に出入りするような容器に試料を設置するよう定め、海洋を浮遊する状態を模した平易な試験方法を開発。また、浸漬による崩壊試料の評価項目に厚みの減少速度を取り入れることで破片になるまで浸漬することなく、より短期間の浸漬で個人差のない結果が得られるようになった。本規格が発行されたことで、製品群の環境中での生分解を容易に実証でき、環境負荷の少ない製品の社会実装を迅速化させる効果が期待される。

応用可能な産業分野キーワード

環境・衛生バイオマス