福田 枝里子/FUKUDA Eriko
細胞分子工学研究部門
Cellular and Molecular Biotechnology Research Institute
分子細胞マルチオミクス研究グループ 主任研究員
研究テーマ
- 膜タンパク質の超安定化技術とその抗膜タンパク質抗体検出への応用
- 婦人科系疾患に関わる体液中自己抗体の網羅的な検出と抗原同定
- 病因自己抗体の標的となる抗原の糖鎖修飾と抗原性の関連について
研究内容
ヒトプロテオームの約8割を網羅するヒトタンパク質発現リソースを活用し、ヒトの体液中に含まれる自己抗体の解析や、ヒト膜タンパク質の安定化技術の開発を実施。自己免疫疾患や婦人科系疾患のメカニズム解明を通して、発症リスク予想や診断、予防に取り組んでいます。
キーワード
皮膚科疾患の診断用マーカー・治療法
技術内容
皮膚動脈炎は、皮膚の小動脈や中動脈の血管壁に炎症や壊死を生じる疾患です。末梢神経障害を合併する重症例では、強力な治療が必要となり入院加療を行う場合があります。しかし類縁疾患との区別が明確ではなく原因も不明で、効果的な診断・治療法は未確立でした。本研究では、産総研で開発したプロテオームワイドなプロテインアレイを用い、低重症度患者の血中に共通して存在する自己抗体の同定に成功しました。本自己抗体は疾患原因であることも示されており、低侵襲性の診断や有効な治療法の確立が期待されます。
関連知財
- 特許第7791605号(2022/05/24):診断用マーカー
関連文献
- Matsuda KM, Kotani H, Yamaguchi K, Okumura T, Fukuda E, Kono M, Hisamoto T, Kawanabe R, Norimatsu Y, Kuzumi A, Fukayama M, Fukasawa T, Ebata S, Yoshizaki-Ogawa A, Okamura T, Shoda H, Fujio K, Goshima N, Sato S, Yoshizaki A. et al., Journal of autoimmunity., 2023, [doi/10.1016/j.jaut.2023.102995]
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