出口 友則/DEGUCHI Tomonori
モレキュラーバイオシステム研究部門
Molecular Biosystems Research Institute
バイオ分子評価研究グループ 主任研究員
研究テーマ
- 小型魚類の産業応用を目指す基盤技術の開発
- 組織や病態を可視化できる小型魚類の開発
- ゲノム編集技術等による疾患モデルの開発
研究内容
小型魚類の産業応用を目指した基盤技術の開発を行っている。その一つとして高解像度生体イメージングに適したメダカを用い、Whole bodyにおけるがん動態の解明やがんに対する革新的創薬スクリーニング技術開発を目指して、ゲノム編集などの遺伝子組換え技術を駆使し、発がんモデルメダカの開発を行っている。
キーワード
組織や病態を可視化できる小型魚類を用いた分子評価技術
技術内容
小型魚類を用いた分子評価技術は、その高い透明性と発生の迅速さにより、組織や病態を生体内で可視化できる点が大きな特徴である。胚や幼魚は全身が透明で、蛍光レポーターを組み込むことで血管、免疫細胞、腫瘍、シグナル伝達経路などの動態をリアルタイムに観察できる。また、ヒト遺伝子の大部分に相当するホモログを持ち、CRISPR-Cas9などの遺伝子編集技術が容易に適用できるため、疾患モデルの構築や分子機能解析が効率的に行える。さらに、一度に多数の個体を扱えることから、薬剤スクリーニングや毒性評価を高スループットに実施できる点も優位性である。近年はライトシート顕微鏡やAI解析の発展により、三次元かつ定量的な病態解析が可能となり、小型魚類は創薬研究から基礎生物学まで幅広い分野で強力な可視化モデルとして位置付けられている。
応用可能な産業分野キーワード