鄭 貴美/Chung, KwiMi
バイオものづくり研究センター
Biomanufacturing Process Research Center
植物分子生産研究チーム 主任研究員
研究テーマ
- 植物の環境応答・ストレス耐性機構の解明
- 植物成長・ストレス応答関連遺伝子の改変による植物形質の最適化
- 環境因子の活用による植物生産条件の最適化
研究内容
植物が示す環境応答の分子メカニズムを解明するとともに、成長促進やストレス耐性の強化を目的として、重要遺伝子の機能解析および発現制御の改変を進めています。さらに、光・化合物・微生物などの環境要因の最適化を通じて、植物の成長や有用物質の生産性を高める技術の開発を目指しています。
キーワード
植物応答にもとづく分子・生理統合評価技術 (遺伝子発現解析と生理指標を組み合わせた植物状態評価)
技術内容
植物栽培における光条件、化合物処理、微生物利用など多様な環境因子や成分・処理因子が植物の成長や品質に及ぼす影響について、植物自身が示す分子応答および生理状態にもとづいた評価・解析を行うことができる。生育量や外観といった表面的な変化に依らず、成長促進効果の制御機構や、良好に見える条件下で生じる潜在的なストレス応答を、遺伝子発現解析と生理指標を組み合わせて多角的に捉える点に特徴がある。 本解析を通じて、環境応答や成長制御に関与する重要遺伝子や必須因子を抽出・整理することが可能であり、得られた知見は、遺伝子機能解析や改変を含む機能検証へと展開することができる。モデル植物から実用植物まで幅広く対応可能であり、栽培条件や資材利用の改善提案、バイオスティミュラント等の作用評価、エビデンス構築、新たな評価指標や標的因子の探索に活用できる。
関連知財
- 特願2023-192519(国際出願 PCT/JP2024/040039):植物を栽培する方法及びそれにより作出される植物
- 特許第6501105号:茎が肥大化した植物の生産方法
関連文献
- K.M. Chung et al., Journal of Experimental Botany, 2022, [doi/10.1093/jxb/erac208]
- N. Ohama et al., New Phytologist, 2025, [doi/10.1111/nph.20397]
- S. Surina et al., Plant and Cell Physiology, 2024, [doi/10.1093/pcp/pcae009]
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