有機物質変換グループ
透過電子顕微鏡を用いたナノ材料の評価
- ナノ材料の原子配列を直接観察
- 電子顕微鏡観察が難しい材料も可視化するノウハウを蓄積
- 構造評価と同時に組成分析も可能
触媒材料の電子顕微鏡による構造評価
- 高性能な固体触媒の開発に向け、透過電子顕微鏡を用いた構造評価を行っています。
- 電子線に弱く観察が難しいゼオライトやヘテロポリ酸塩などの構造を可視化するノウハウを有しています。
- 原子配列の可視化とともにネルギー分散型X線分光法(EDS)による組成分析も可能です。
観察例
ゼオライト
触媒や吸着剤として用いられるY型ゼオライトの骨格構造と、イオン交換で導入した重金属原子の位置を原子レベルで可視化しました。 Micropor. Mesopor. Mat., 311, 110711 (2021) |
ヘテロポリ酸
Chem. Commun., 51, 9975 (2015) Chem. Commun., 54, 5217 (2018)Langmuir, 36, 3958 (2020)
触媒として有用なヘテロポリ酸集積体の原子レベルでの可視化に成功しました。観察技術を基に新規集積体の開発を行っています。
担持金属触媒酸
Catal. Lett., 144, 2167 (2014)
金属微粒子の原子配列と元素分布の評価が可能です。
研究グループ長 日吉 範人