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ナノ空間設計グループ

 化学プロセスイノベーションを牽引する部素材の開発を目指して、ナノメートルサイズの空間を持つ無機素材の調製技術、精密な構造解析技術、および分離膜やセンサーへの利用技術に関する研究開発を実施しています。

主な研究内容

1. 省エネ膜分離技術

分子と同程度の大きさの孔をもつゼオライトを薄膜状に合成することで、水、アルコール、二酸化炭素等を大きさでふるい分ける省エネ分離技術の開発に成功しています。



2. ナノ試験管の調製と分子センサーデバイス

ナノサイズのカーボン試験管の調製に成功しました。この試験管内にタンパク質や酵素等の有機分子を単分子分散させ、医療用センサー等の分子デバイスを開発しています。



3. マルチプローブ構造解析技術

部材の特性に大きな影響を及ぼす素材の構造を、原子レベルで精密に解析・決定する技術を開発しています。粉末X線回折法(XRD)、透過走査電子顕微鏡法(STEM)および固体核磁気共鳴法(NMR)を駆使して、新規ゼオライトの構造決定に成功しています。



研究グループ長 長谷川 泰久

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