ギャラリー
日本国キログラム原器
国際キログラム原器の複製であり、日本の質量の国家標準の一つです。重要文化財に指定されています。
シリコン単結晶球体
この球体中の原子を数えることで、プランク定数にもとづき、質量の基準を作り出すことができます。
レーザー干渉計
シリコン球体の直径を原子サイズレベルの精度で測定し、球体中の原子数を数える装置です。
貫(かん)原器
質量の単位「貫」の国家標準として使われていた分銅です。重要文化財に指定されています。
■New! パンフレット「計量のひろば」(日本計量振興協会様発行)に新しいキログラムと定義とキログラム原器の重要文化財指定についての解説を寄稿させていただきました(2023年1月29日)。
計量のひろば No.65、 特集:キログラム原器の重要文化財指定と新しいキログラムの定義
■New! Wellington(New Zealand)で12月12〜16日に開催された国際精密電磁気計測会議(CPEM2022)で発表を行いました(2022年12月26日)
招待講演:N. Kuramoto, "Present status of the realization of the kilogram
by counting atoms in 28Si-enriched crystals"
口頭発表:K. Fujita and N. Kuramoto, "Investigation of Effective Optical
Characteristics of Dielectric Mixture Layer on Si Sphere by FDTD Method"
■10月25〜27日にオンライン開催された第43回日本熱物性シンポジウムで西橋研究員が口頭発表を行いました(2022年12月26日)
西橋奏子, 狩野祐也 倉本直樹, "音波共鳴を利用した気体粘度測定装置の開発"
■9月26〜30日にオンライン開催された第13回アジア熱物性会議(ATPC2022)で狩野主任研究員が口頭発表を行いました(2022年12月26日)
Y. Kano, "Speed of sound and dielectric permittivity measurements
for R1336mzz(Z) and R1336mzz(E) in the vapor phases"
■9月7〜9日に岡山大学で開催された2022年度日本冷凍空調学会 年次大会で粥川主任研究員が口頭発表を行いました(2022年12月26日)
粥川洋平, 赤坂亮, 坂庭駿, 齋藤潔, "R23 代替冷媒に関する性能予測"
■東京ビッグサイトで9月16日に開催された「NMIJ法定計量セミナー」において、新しいキログラムの定義に関する講演を行いました。約100名の方がセミナーに参加して下さいました(2022年10月18日)
NMIJ法定計量セミナー
講演:新しいキログラムの定義とキログラム原器の重要文化財指定、倉本直樹
■キログラムに関する解説記事がNautre Physicsに掲載されました(2022年6月15日)
N. Kuramoto, "The new kilogram for new technology," Nat. Phys.,
vol. 18, p. 720 (2022)
Nature Physicsを購読されていない方でも、下記のSpringer Nature 社が提供するShared linkから無料で記事をお読みいただけます。
https://rdcu.be/cPDlN
■ 論文が国際誌に掲載されました(2022年6月15日)
・Y. Ota, M. Ueki and N. Kuramoto, "Evaluation of automatic sub-multiple
mass calibration for sub-milligram weights at NMIJ," Measurement,
vol. 198, p. 111320 (2022)
・K. Fujita and N. Kuramoto, "Finite-element simulation of effect of
surface roughness of coaxial cylindrical electrodes on small mass and force
measurements using voltage balance apparatus," IEEE Trans. Insturm.
Meas., vol. 71, p. 1003306 (2022)
■新しいキログラムの定義について取材・報道していただきました(2022年2月20日)
朝日新聞 2022年2月17日 朝刊 24面「「キログラム原器」国重文に」
・2019年に実施されたキログラムの定義改定および日本国キログラム原器の歴史や現在の管理状態について倉本研究グループ長からご説明させていただきました(
朝日新聞デジタル 「国の重要文化財になる「キログラム原器」 金庫で厳重保管が続く理由」(2022/2/18))
茨城新聞 2021年10月16日 朝刊 25面「キログラム原器 重文へ」
・2019年に実施されたキログラムの定義改定および日本国キログラム原器の歴史や現在の管理状態について倉本研究グループ長からご説明させていただきました。(
茨城新聞クロスアイ 「キログラム原器 重文へ 文化審答申 重さの基準、産業発展貢献」(2021/10/16))」
■日本国キログラム原器が国の重要文化財に(2021年10月15日)
質量標準研究グループが管理している日本国キログラム原器が重要文化財に指定されることになりました。10月15日、文部科学省に設置されている文化審議会が、重要文化財として指定することを文部科学大臣に答申しています。事実上、指定が決定した状態です。約半年後に、官報告示というかたちで正式に重要文化財に指定されたことが周知されます。
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キログラム原器や貫(かん)原器のやさしい説明(説明用ページ)
・日本国キログラム原器について(メディア向けキログラム原器撮影会資料)
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キログラム原器等 重要文化財指定 特設ページ(産総研 計量標準総合センターウェブサイト)
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日本国キログラム原器の紹介(産総研公式 Youtube動画)
■130年ぶりにキログラムの定義が新しくなりました(2019年5月20日)
新たな定義の基準であるプランク定数の決定には、質量標準研究グループの測定結果が決定的な役割を果たし、日本の科学技術力が世界最高レベルにあることを示すことができました。新しい定義が導びかれた経緯や日本の定義改定への歴史的な貢献については以下をご覧下さい。
・さらばキログラム原器、プランク定数にもとづくキログラムの定義を導いたプランク定数測定
・アボガドロ国際プロジェクト
・新しい1キログラムの測り方ーさらばキログラム原器ー(産総研公式YouTube動画)
・質量の単位「キログラム」について(産総研 計量標準総合センターウェブサイト)
・フォトコラム シリコン球の洗い方
■メディア向け日本国キログラム原器撮影会(2018年11月2日、8日、12日)
日本国キログラム原器を報道各社の皆様に公開し、日本国キログラム原器の歴史、現在の管理状況などについてご説明させていただきました。多くのテレビニュース、新聞記事に取り上げていただきました。
・日本国キログラム原器について(メディア向けキログラム原器撮影会資料)
■新しいキログラムの定義に関するメディア向け説明会(2018年8月21日)
新たなキログラムの基準となるプランク定数の決定について、報道各社の皆様にご紹介させていただきました。当研究グループで開発し、プランク定数の決定に直結する成果をあげた測定装置も公開させていただきました。
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キログラムのプランク定数にもとづく新たな定義を導いた計測技術(メディア向け説明会資料)
■日本物理学会2019年度公開講座で招待講演を行いました(2019年12月7日)
東京大学本郷キャンパスで開催された
日本物理学会公開講座「『はかる』を極める-21世紀の計量-」において、倉本グループ長が以下のタイトルで講演を行いました。約300名の方が聴講して下さいました。
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普遍的な物理定数にもとづくキログラムの新しい定義(講演資料)
■国立科学博物館(東京、上野)トークイベントに出演(2019年6月2日)
トークイベント「キログラムの新しい定義 −さようならキログラム原器−」に倉本グループ長が出演し、新しいキログラムの定義についてご説明させていただきました。97人のお客様がイベントに参加して下さいました。
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キログラムの新しい定義ーさようならキログラム原器ー(講演資料)