本文へ

研究テーマ

研究のミッション

熱に関する物質の特性に関する計測技術と標準物質の開発で、
熱・エネルギーに関わる課題解決に資する研究を目指しています。


◇ 熱膨張率・熱拡散率・比熱容量・熱伝導率・放射率などの熱物性値の計測技術の開発
◇ 熱物性標準物質の開発
◇ 熱物性データベースへのデータ提供・データ評価

研究内容

研究項目:
1.熱膨張率
2.熱拡散率・熱伝導率
3.比熱容量
4.高温熱物性(熱拡散率、比熱(エンタルピー)、全放射率、電気抵抗率)
5.薄膜熱物性(熱拡散率)

詳細は以下の各項目をごらんください。

1.熱膨張率

 「ゲージブロックの線膨張率構成/5~35℃での高感度線膨張率測定システム」
室温付近での短尺ゲージブロックの熱膨張率を絶対測定できるレーザ干渉計と熱電式温槽による精密線膨張率計測システムを開発しました。 本文へ

 「極低温~室温でのレーザ干渉計における線膨張率測定システム」
室温以下極限低温領域までの線膨張率を絶対測定できるレーザ干渉計と冷凍機冷却式光学クライオスタットによる線膨張率測定システムを開発しました 本文へ

2.熱拡散率・熱伝導率

 「レーザフラッシュ法による物性値としての熱拡散率の決定方法」
レーザフラッシュ法による熱拡散率測定において、試料形状や測定条件に依存しない試料固有の熱拡散率を求める方法を確立しました。  本文へ

 「レーザフラッシュ法の不確かさ評価」
熱拡散率は、温度に依存する物性値であり、レーザフラッシュ法では試料厚さと熱拡散特性時間から求められます。すなわち、基本量である長さと時間と温度の組み立て量であることから、これらの不確かさを重点的に評価することでSiトレーサビリティを実現することが出来ます。 本文へ

3.比熱容量

 「比熱容量標準供給に関する取り組み」
パルスチューブ冷凍機式断熱型熱量計の開発を行い、温度範囲50K-350Kでの比熱容量の依頼試験サービスを開始しています。 本文へ

4.高温熱物性

 「パルス加熱法による高温熱拡散率測定法の開発」
光通電ハイブリッドパルス加熱法による高温熱拡散率測定法の開発を行っています。 本文へ

5.薄膜熱物性

 「パルス光加熱サーモリフレクタンス法の観測時間領域を飛躍的に拡大」
Electrical delay方式を採用することで、パルス光加熱サーモリフレクタンス法による薄膜熱物性測定の測定可能な範囲が飛躍的に拡大しました。 本文へ

 「界面熱抵抗の測定」
パルス光加熱サーモリフレクタンス法により多層の薄膜を横断する熱拡散を測定することで、この界面熱抵抗の値を精度よく定量することが可能になりました。 本文へ

 「薄膜の熱拡散率を手軽に早く測定できる実用装置を開発」
パルス光加熱サーモリフレクタンス法の測定原理を基に、簡単に薄膜の熱拡散率を測定できる実用装置を開発しました。 本文へ

 「パルス光加熱サーモリフレクタンス法の原理を利用し、超高圧化での熱拡散率測定に成功」
パルス光加熱サーモリフレクタンス法の測定原理を用いて、ダイヤモンドアンビル内に封じ込めた 微小なMg(OH)2ディスクの測定に成功しました。 本文へ


▲ ページトップへ