標準供給
標準物質
現在頒布中の標準物質は以下の通りです。
熱物性量 | 標準物質番号 | 標準物質名 | 適用温度範囲など |
熱膨張率 | CRM 5801-a | 熱膨張率測定用セラミックス(Al2O3系) | 293 K to 1100 K |
CRM 5802-a | 熱膨張率測定用石英ガラス | 293 K to 800 K | |
CRM 5803-a | 熱膨張率測定用単結晶シリコン(低温) | 20 K to 300 K | |
CRM 5805-a | 熱膨張率測定用高純度銅 | 20 K to 300 K | |
RM 1101-a | 熱膨張率標準物質(単結晶シリコン) | 293 K to 1000 K | |
RM 1102-a | 熱膨張率標準物質(ガラス状炭素) | 293 K to 1100 K | |
熱拡散率 | CRM 5804-b | 熱拡散率測定用等方性黒鉛 | 300 K to 1500 K |
CRM 5807-a | 熱拡散率測定用セラミックス(Al2O3-TiC系) | 300 K to 1000 K | |
CRM 5809-a | 熱拡散率測定用石英ガラス | 300 K to 800 K | |
熱伝導率 | RM 1401-a | 熱伝導率標準物質(等方性黒鉛) | 300 K to 900 K |
比熱容量 | CRM 5806-a | 比熱容量測定用単結晶シリコン(低温) | 50 K to 350 K |
薄膜熱拡散率 | CRM 5808-a | 熱拡散率測定用モリブデン薄膜(400 nm) | 室温 |
CRM 5810-a | 熱拡散率測定用窒化チタン薄膜 | 室温 |
⋇ リンク: NMIJ 標準物質 (カタログ、サプライヤーの情報がございます。)
依頼試験(校正)
以下の依頼試験(校正)を行っています。
依頼試験では、SIトレーサブルな熱物性値の測定し、校正証明書を発行いたします。
熱物性量 | 適用範囲 | 測定手法 | 受け入れ条件など |
熱膨張率 | 5 ℃ to 35 ℃ | レーザ干渉式熱膨張率絶対測定法 | 対象:JIS B7506 で定めるブロックゲージと同等な形状精度をもつ固体試験片 呼び寸法の範囲:20 mm以上100 mm以下 |
熱拡散率 | 300 K to 1500 K | レーザフラッシュ法 | 対象:黒色試験片 (直径5 mmまたは10 mmで厚さ1.4 mm~ 4.0 mmの円板試験片) |
比熱容量 | 50 K to 350 K | 断熱型熱量計による測定 | 対象:固体試験片 (外径17 mm, 内径5 mm, 高さ15 mm の容器に収まる形状) |
300 K to 900 K | DSC(入力補償型)による測定 | 対象:固体試験片 (直径5 mm, 厚さ1 mm程度の円板状) |
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900 K to 1600 K | DSC(熱流束型)による測定 | 対象:固体試験片 (直径5 mm, 厚さ1 mm程度の円板状) |
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熱流密度 | 室温、100 W/m2以下 | 定常熱流法(保護熱板法) | 対象:熱流センサー (1辺9 mm 以上50 mm 以下の平板センサ) |
⋇ リンク: NMIJ 校正サービス
有償測定
以下の測定技術を用いた有償測定も対応可能です。
(技術コンサルティング、共同研究、受託研究などでお受けします。)
SIトレーサブルな測定が可能なものもございますが、校正証明書は発行できません。レポート等での結果報告となります。
熱物性量 | 適用範囲 | 測定手法 |
熱膨張率(低温) | 5 ℃ to 35 ℃ | レーザ干渉式熱膨張率絶対測定法 |
-20 ℃ to 60 ℃ | ||
15K to 320 K | ||
熱膨張率(高温) | 293 K to 1100 K | レーザ干渉式熱膨張率絶対測定法 |
熱拡散率 | 300 K to 1500 K | レーザフラッシュ法 |
比熱容量 | 50 K to 350 K | 断熱型熱量計による測定 |
300 K to 900 K | DSC(入力補償型)による測定 | |
900 K to 1600 K | DSC(熱流束型)による測定 | |
熱流密度 | 室温、200 W/m2以下 | 定常熱流法(保護熱板法) |
高温熱物性 | 800 K to 3000 K | パルス通電加熱法 |
薄膜熱拡散率 | 150 K to 500 K | パルス光加熱サーモリフレクタンス法 |