地域拠点におけるリソースの右肩下がり低減傾向により組織維持のための必要最小限のリソースの確保さえ困難な情況にあり、これを放置することによって地域拠点における研究及び関連業務担当者らの士気やパフォーマンスの低下が懸念される。
一部を除いていわゆるNC化―研究拠点の特定分野への選択と集中―は進捗したが、地域における存在意義については、さらなる説明が要されよう。そもそも先端分野技術・研究開発課題はグローバルなものであり、地域固有なものではないとして現状優位性を主張するだけでは十分理解されえないし、地域産業振興の観点からの中小企業の多様な要請に一地域拠点では応じきれない現状の改善策もあわせ検討されるべきであろう。 |