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イベント開催報告

その1

総研と国立大学法人 東北大学は、両機関の連携・協力を推進するため、1月31日に協定を締結しました。この協定は、相互の研究開発能力及び人材等を活かして総合力を発揮することにより、我が国の学術及び産業技術の持続的発展へ貢献することを目指すものです。

北大学との間ではこれまで、主として低環境負荷型反応プロセス技術、次世代地熱開発を含む自然エネルギー利用技術、水素エネルギー技術など環境科学技術の先端分野における研究協力を実施してきました。今回は、平成17年4月に産総研が非公務員型の独立行政法人へと移行したことを受け、新たな研究領域や研究協力スキームの創出を目指し、人材交流・人材育成や設備等の共同利用などを含めた連携・協力推進に係わる包括的な協定を締結いたしました。

体的には、本協定に基づいて、環境・エネルギー分野、ナノテクノロジー・材料・製造分野、ライフサイエンス分野、情報通信・エレクトロニクス等の分野において、共同 研究及び産学官連携活動の推進、研究者の研究交流を 含 む相互交流、研究施設、設備等の相互利用、産業界の即戦力となる若い人材の養成など人材育成の推進及び相互支援、研究資源の相互利用、知的財産の相互活用などの連携協力を推進してまいります。

協定の締結により、全国に展開する産総研の研究組織と東北大 学 の全学組織の相互協力がより一層促進し、両者間の研究協力による新たな産学官連携や、地域の技術的特性を踏まえた世界水準の共同研究開発が行われることになります。これにより、地域産業の活性化と新事業の創出への貢献が大いに期待されます。

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写真: 調印を終えて ( 左から吉川理事長、吉本高志 東北大学総長 )

(産総研 TODAY2006-03 より転載)


その2

学官連携活動の一環として東北地方の他省庁の異分野の研究機関等と情報を交換することにより、それぞれの技術開発・研究業務の向上に資する目的で相互の協力の下に「技術研究開発機関連絡会」を開催しています。

加機関・メンバーは、(独)宇宙航空研究開発機構 角田宇宙推進技術センター長、(独)防災科学技術研究所 長岡雪氷防災研究所新庄支所長、(独)農業・生物系特定産業技術研究機構 東北農業研究センター長、(独)森林総合研究所 東北支所長、(独)家畜・改良センター 理事長、(独)水産総合研究センター 東北区水産研究所長、(独)産業技術総合研究所 東北センター所長、農林水産省東北農政局 土地改良技術事務所長、国土交通省東北地方整備局 東北技術事務所長です。

年度は、1月11日に塩釜にある東北区水産研究所で開催されました。普段あまり知ることの無い他省庁機関の様子はなかなかに興味深いものがあり ます。今までは年 に1回でしたが、より連携を深めるために来年度はまず5月頃総務系の情報交換を図る予定です。また、平成18年度の連絡会は東北センターの開催になります。皆様のご協力参加等お願いします。


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写真: 連絡会参加者一同 ( 水産研究所所有の 最新鋭の漁業調査船 「若鷹丸」船上 にて )

(加藤 碵一 記)



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