IoT化学センサ研究グループ

名前 役職等 拠点
岩﨑 渉
IWASAKI Wataru
研究グループ長

主務)ウェルビーイング実装研究センター ユビキタスセンシング研究チーム [研究チーム長]
九州
大曲 新矢
Ohmagari Shinya
主任研究員
森田 伸友
MORITA Nobutomo
研究グループ付

主務)九州センター 産業技術企画調査員
竹村 謙信
TAKEMURA Kenshin
主任研究員

主務)ウェルビーイング実装研究センター ユビキタスセンシング研究チーム [主任研究員]
佐藤 峻
SATO Takashi
研究員
センシング技術はIoTを支える重要な基盤技術ですが、化学センサは耐久性が低く、IoT用の化学センサはほとんど開発されていません。 IoT化学センサ研究グループは化学センサをIoT化するために、長期間安定して使用可能な高ロバストな化学センサを開発しています。 さらにこのセンサを生体、環境、製造の現場に導入可能なシステムとして実装するための高感度分析技術やパッケージング技術の開発も行っています。

複雑な溶液を電気化学的にデータ化・解析

キーワード

E-tongue、溶液分析、機械学習、真贋判定

ハイライト

・電位窓が広く化学耐性の高いホウ素ドープダイヤモンド電極での測定
・多量多様な化合物が含まれるワインの電気化学スペクトルを指紋として真贋眼底
・ワインソムリエによるワイン評価と組み合わせることで“味”をデータ化

めっき液、めっきプロセスのモニタリング技術

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キーワード

半導体、めっき、プロセスインフォマティクス、電気化学

ハイライト

・高感度センサ、AI技術を用いたなめっき液状態評価技術
・めっきプロセス中のめっき膜厚、面内ムラの測定技術
・ビアフィリングめっき中の穴埋め状態の観察技術

汚れている溶液中から特定の物質を高感度に測定する技術

キーワード

金ナノ粒子、ホウ素ドープダイヤモンド電極、重金属測定

ハイライト

・特殊な前処理技術により測定手順を最短化
・夾雑物の多い溶液中でもセンサの感度を維持可能
・解析技術との組み合わせで濃度判定精度を向上

大面積・均一ダイヤモンド薄膜を合成する技術

キーワード

ダイヤモンド、化学センサ、硬質皮膜

ハイライト

・大型熱フィラメントCVD法を用いた大面積ダイヤモンド薄膜の合成が可能
・レアメタルフリーの電気化学電極、耐腐食コーティング、電子デバイス用硬質皮膜に対応
・単結晶からナノ・多結晶ダイヤモンド薄膜の合成とアプリケーション展開

オーダーメイドの小型光センサを実現する技術

キーワード

小型・薄型センサ、光計測、埋込型モニタリング、血栓モニタリング、IoT

ハイライト

・測定波長やサイズをカスタムした小型・薄型な光センサを開発
・レガシーICへ光学素子を表面実装することで全体的な小型化と薄型化を実現
・医療機器や生産設備等への貼付・埋込による連続モニタリングや状態診断に期待

液体金属を用いた電子素子実装による高性能・高伸縮な電子デバイス


キーワード

伸縮電子デバイス、電子素子実装、液体金属、接触抵抗、剛性分布設計

ハイライト

・柔らかい回路基板と硬く高性能な電子素子からなる高性能・高伸縮電子デバイスを実現
・ハンダの代わりに液体金属を用いた素子実装手法を提案し、電気的・機械的性能を実証
・接触抵抗の評価手法の構築から低減手法の開発まで行い、低く安定した電気接続を実現
・液体金属実装による高伸縮耐性を実証し、200%伸縮可なLEDディスプレイを実現

微細構造の量産を実現する技術

キーワード

金属薄膜、低温成膜、ナノ粒子、金型

ハイライト

・低温成膜の活用で、バイオ材料や低耐熱性部材への高品質成膜を実現
・抗体不要な電気化学バイオセンサの開発
・トンボの複眼を金型化することに成功。世界初のガラス製複眼レンズを作製

試薬フリーの抗体再生技術

キーワード

イムノセンサ、IoT、抗体再生

ハイライト

・デバイスと抗体の両面から並行してシステムを開発
・イムノセンサのIoT化、ウェアラブル化に貢献
・血液中のバイオマーカー、環境中のウイルス等の連続モニタリングに活用

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