微細構造の量産を実現する技術

ー 低温成膜を用いた新奇センシング基板と低耐熱性材料からの金型作製 ー

研究のねらい

本手法では生物の高機能界面構造に焦点を当てたバイオミメティクス的研究とウイルスをはじめとする、 微粒子用センシング技術の高耐久化に焦点を当てたバイオセンシング関連の研究を展開しています。

主な成果

バイオミメティクス分野ではトンボの有する微小な数万個の個眼で構成される複眼そのものを金型化することに成功しました。
人工的に作製することが難しい構造を簡便に金型化でき、流し込み成型によって多様な材料で複眼レンズを成型することが可能となりました。
また、バイオセンシングでは女性の体で重要な役割を果たすプロゲステロンを捕捉物質フリーで検出可能な電気化学センサも開発しています。

低温成膜で作製したウイルスポケット

ウイルスポケットを利用したセンシング

金型で成型したトンボ複眼

用途・展開先

環境中に長期間設置可能なバイオセンシング基板、微細構造用金型の作製

成果リスト

外部リンク

1)産総研プレスリリース
「トンボの複眼から金型を作製」

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