ゼロエミッションモビリティパワーソース研究コンソーシアム(ZEMコンソ)は、エンジンシステムを中心とするパワーソースの研究を通じて、モビリティのゼロエミッション化の実現を目指し、アカデミアと産業界が対等な立場で議論し、連携を深める場として設立されました。
現在、世界中でカーボンニュートラルへの取り組みが加速し、モビリティを取り巻く環境は激変しています。この大きな転換期において、目指すべきゴールへの解は単一ではありません。内燃機関を含むパワーソースシステム全体の高度化やエネルギー消費の低減、さらには多様な次世代燃料・エネルギーへの対応を見据えた、幅広い研究と技術開発が不可欠です。ZEMコンソは、まさにこうした複合的な課題に対し、“サイエンスからテクノロジーまで”をつなぐ架け橋として、その役割を果たしていきます。
本コンソーシアムでは、最新の政策動向の共有はもちろん、産学のニーズ・シーズマッチングによる公的・共同研究プロジェクトの立案、独自のデータベース運用、さらにはデジタル環境の整備など、連携を実効性のあるものにするための活動を強力に推進しています。特に、安全で円滑な実験環境の構築支援や、大学が保有する実験設備の有効活用促進など、現場の研究者が安心して最先端のイノベーションに挑める体制づくりを大切にしています。
また、私たちが重視しているもう一つの柱は、次世代を担う学生・若手研究者の育成です。産業界のリアルな課題意識に触れ、切磋琢磨しながら研究を深める経験は、これからのモビリティ分野を支える人材にとって大きな糧となります。「最先端の研究推進」と「次世代の人材育成」を両輪として進めることこそが、確実な社会実装につながると私たちは確信しています。
今後もZEMコンソは、産業界・アカデミアの英知を結集し、環境政策や産業発展への貢献も見据えながら、ゼロエミッションモビリティへの道を歩み進めてまいります。未来のモビリティ社会を共に切り拓くパートナーとして、多くの皆様のご参画を心よりお待ちしております。
ゼロエミッションモビリティパワーソース研究コンソーシアム 会長 川那辺 洋
