高純度有機標準物質の純度校正サービス

NMIJでは、ISO/IEC 17025に基づいた高純度有機標準物質の純度校正サービス(依頼試験)を2011年7月15日から開始しました。

産総研依頼試験規程による試験・校正の範囲等

試験・校正の種類 試験・校正の項目 試験・校正の細目
純度 高純度有機標準物質 核磁気共鳴法及び凝固点降下法による純度測定(純度範囲 98 %以上100 %以下)
純度 高純度有機標準物質 核磁気共鳴法による純度測定(純度範囲 90 %以上100 %以下)
ただし、ガスクロマトグラフ法による純度の妥当性確認を含む
純度 高純度有機標準物質 核磁気共鳴法による純度測定(純度範囲 90 %以上100 %以下)
ただし、高速液体クロマトグラフ法による純度の妥当性確認を含む
純度 高純度有機標準物質 凝固点降下法による純度測定(純度範囲 98 %以上100 %以下)
ただし、ガスクロマトグラフ法による純度の妥当性確認を含む
純度 高純度有機標準物質 凝固点降下法による純度測定(純度範囲 98 %以上100 %以下)
ただし、高速液体クロマトグラフ法による純度の妥当性確認を含む
純度 高純度有機標準物質 核磁気共鳴法及び滴定法による純度測定(純度範囲 60 %以上100 %以下)
※分析対象成分以外の有機化合物の総量が10 %を超えないこと

校正対象の標準物質

本校正サービスは標準物質の供給を行う事業者等に向けたものであることから、受け入れる試料は原則的にISO Guide 17034に規定する標準物質を想定しています。

すなわち、バッチ生産されているとすれば、そのバッチが十分に均質であり、かつ定められた保存条件において安定であることが必要です。バッチ生産されたものからサンプリングされた試料について、依頼試験による校正サービスを行うものであることから、校正結果は依頼者から提出された試料についてのものとなります。また、試験・校正の細目の詳細に掲載されている物質のみを校正対象とすることで、迅速かつ安価な校正サービスを実施可能にしています。