研究戦略本部
Integrated Research Center for Resilient Infrastructure

非破壊イメージング技術研究チーム

研究の背景と目的


老朽化するインフラは、世界的に深刻な課題となっており、市民の安全はもちろん、経済にとっても大きな影響を及ぼす恐れがあります。 交通、エネルギー、通信など、私たちの生活に深く関わっているインフラを適切に維持管理するためには、より効率的な非破壊検査技術が強く求められています。 非破壊イメージング技術研究チームは、X線、レーザー、光ファイバ、画像解析、AI、ドローン、ロボティクスなど様々な技術を融合して、 広大なインフラの非破壊検査というチャレンジングな技術開発に取り組んでいます。

研究チームの研究課題または研究成果など

1.X線検査技術

全国に存在する約3600万本の電柱の劣化診断に向け、 我々が開発した超小型ポータブルX線源と大面積フレキシブルX線検出器を活用したX線イメージングによる内部鉄筋の検査装置の社会実装を進めています。 また、化学プラント検査用の配管検査ロボット、レール検査用の後方散乱X線検査装置の開発にも取り組んでいます。

X線源
USBで駆動する超小型ポータブルX線源
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X線検出器
世界初の大面積フレキシブルX線検出器
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X線管理区域が設定不要の電柱用の
ポータブル・フレキシブルX線検査装置
大規模化学プラントを検査するX線装置を搭載した配管検査ロボット
レール検査用の後方散乱X線検査装置

2.サンプリングモアレ法による画像変位計測技術

橋梁、ダム等の大規模構造物の長期健全性評価のために、サンプリングモアレ法による画像変位計測技術の高度化と実証実験を進めています。 世界で初めてドローン空撮による高精度な橋梁のたわみ計測を開発し、現在各地の橋梁でたわみ計測の社会実装が進められています。

サンプリングモアレ法
リモートで大型構造物の微小な変形を検知するモアレ計測技術
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○○○○○○の写真(figcaptionを使う場合は空欄可※alt属性の欄は削除しないでテキストのみ削除)
ドローンに搭載したモアレ計測技術で橋の変位を計測

3.レーザー計測技術

橋梁やトンネルなどのひずみ・温度・振動を光ファイバセンサによって監視する常設モニタリングシステムを実現するための センサモジュールと通信インターフェースの開発を行っています。 また、LiDARによる水中構造物の3次元計測技術の原理実証を行っています。

分布型ファイバーセンサ
大型構造物をモニタする光ファイバ神経網
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LiDAR
水中の構造物を高精度で検知する水中FMCW-LiDAR
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構成メンバー

研究チーム長 藤原 健
加藤 英俊
佐藤 大輔
木村 大海
寺澤 英知
小池 健
山脇 正人
澁谷 達則
永井 英幹
夏 鵬
満汐 孝治
穀山 渉
李 志遠
田中 碧海
大川 洋平
古川 祐光(兼務)
寺崎 正(兼務)

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