RA・技術研修・インターン
地圏化学インターン2022 産総研を知ろうツアー
地圏化学研究グルーブでは、「産総研に興味がある!知りたい!」という学生からの多くの声に応えるため、インターンシップを、9月26日、27日にかけて開催しました。
本プログラムには、九州大学、神戸大学、京都大学、東京農工大学より計19名の学生が参加。
今回は地圏化学研究グループだけでなく、産総研の様々な取り組みを知ってもらうために、ゼロエミッション国際共同研究センター、AIセンター、環境創生研究部門、広報サービス室、総務安全グループなど、様々な方からお話を頂く設計としました。
1日目
下記の講義受講と実験室見学を実施しました。講義名 | 講義者 |
---|---|
ゼロエミッション国際共同研究センターのご紹介 | エネルギー・環境領域 ゼロエミッション国際共同研究センター 副センター長 ⼯藤祐揮 |
地圏資源環境研究部門の紹介 | 地質調査総合センター 地圏資源環境研究部門 研究部門長 今泉博之 |
地下環境から微生物をハンティング(培養)する | 地質調査総合センター 地圏資源環境研究部門 主任研究員 片山泰樹 |
大規模イベントにおける人流解析 | 人間情報工学領域 AIセンター 社会知能研究チーム長 大西正輝 |
産総研の広報業務について | 広報部 広報サービス室 出版グループ グループ長 長谷川恵子 |
2日目
下記講義受講と地質調査標本館見学、農研機構視察を実施しました。講義名 | 講義者 |
---|---|
産総研の事務職のはなしを聞こう! | つくば中央第七事業所業務室 総務安全グループ グループ長 佐藤秀美 |
様々な人工材料合成―汚染物質からリン・二酸化炭素までを回収する | 地質調査総合センター 地圏資源環境研究部門 主任研究員 森本和也 |
最近の環境微生物研究のご紹介 | エネルギー・環境領域研究企画室 環境創生研究部門 主任研究員 佐藤由也 |
参加者からの感想
今まで全くと言っていいほどイメージが持てていなかった研究職だが、今回のインターンを通して知識が増え、漠然としたものではあるがイメージを持つことができた。進路を決める上で、様々なことを経験しておくことは必ずプラスに働くと思っているため、本当に良い経験となった。
今までは研究者と聞くと個人で行うイメージが強かったのですが、インターンを踏まえて研究者同士のつながりや事務の方とのつながりなど、様々な関係性があって研究が成り立っているのだなと思いました。
社会のために役立つ、そして、自分が好きな研究をされていて、産総研で働く方々の研究における情熱を感じた。
2日間という期間でしたが、研究職、研究内容、事務職、農研機構まで多くのことを知ることができる貴重な体験ができました。また、今後研究の道に進むかを決めるうえでもいい経験となりました。
二日間という短い時間でしたが、そこで多くの研究者の方々の貴重なお話を聞けたのはとてもありがたかったです。非常に興味深い研究が多かったですが、それを飲み込むので精一杯になり、質問がなかなか浮かばなかったのが悔しかったです。今後、そういった機会があった時に備えて、常日頃から疑問を持ち続けていきたいなと思いました。
国営の三大研究所の中で、最も実用的な研究をしており、人々に寄り添った研究施設であるということがわかった。
様々な分野にそれぞれのスペシャリストがいる機関であり、学術的な研究もしつつもそれを社会・産業に還元できるように現実的な課題を解決するために改良を施している日本において非常に重要な機関であるという印象を受けました。
研究者同士の繋がりや事務職員との繋がりが思っているよりも強く、大きな組織であるということをはっきりと感じられた。
研究施設が優れていて、研究熱心な人ならとても過ごしやすそうだった。
今まで全くと言っていいほどイメージが持てていなかった研究職だが、今回のインターンを通して知識が増え、漠然としたものではあるがイメージを持つことができた。進路を決める上で、様々なことを経験しておくことは必ずプラスに働くと思っているため、本当に良い経験となった。
インターン全体を通じて、大学に居るだけでは分からないようなことを実際に研究者の方から直接聞き、時には実際にどのように研究をしているのかを見学することで多く学ぶことができたと感じています。また同じような機会があれば是非とも参加させていただきたいと考えるほど有意義な時間を過ごせたと思います。
つくばに来て異なる分野の研究者の方、総合職の方のお話を聞けたのがよかったです。もし仮に万が一、産総研に就職したらこんなかんじだろうなとうっすら想像していました。
総研の広報にて「研究の日常は、非日常だ」というキャッチコピーを使用されているが、私にとっても、産総研・農研機構で働かれる方々の日常はまさに非日常だった。例えば、ゼロエミッションのように、用語はよく聞くものの実際どのような目標および研究が行われているのか知らないものを学ぶことができた。また、研究所の建物内・実験室に入るということも、貴重な経験だった。産総研と農研機構の各特色を感じることができたが、これらは訪問してみないと分からないことである。加えて、研究者の方のお話を伺い、どういう目的や興味のもとに研究をしているのかといった研究者の思考を少し垣間見れたのも大変興味深かった。
産総研について詳しく知ることが出来た。産総研は名前や国の研究機関であることは知っていたが、理研や大学との研究の色の違いや体制について知ることが出来た。研究職の方と総合職の方の雰囲気が良いのが印象的で、大学の事務の方と教員の関係とは違うものを感じた。産総研で働く研究職、総合職の方々が一丸となって産総研を盛り上げようという気持ちが感じられた。自分の研究姿勢を省みる良い機会となった。
様々な研究の話を聞くことができ、とても良い経験になった。自分は微生物を用いた研究を大学でしたいと考えていたので、今回の内容は微生物の話が多くとても面白かった。今後もインターンシップ以外の情報も集めて積極的に学んでいきたいと思う。
この試みが、未来を担う若者達の修学と就職の意欲につながり、何かのきっかけとなれば幸いです。