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資源循環システム設計・評価チーム

資源循環システム設計・評価チームでは、炭素、窒素およびリンの循環システムを対象として、二酸化炭素排出量を最小化する化学プロセスに関するシステム設計手法・プログラムの開発を推進します。

チームの研究テーマ

① CO2排出量とコストを考慮した炭素循環システム
 の設計・評価手法の開発

CO2分離・回収技術およびCO2変換技術など炭素循環技術に対して、実験データからコストとCO2排出量を最小化する化学品製造プロセスを提案するために、プロセスシミュレーションとLCAに基づいた評価を組み合わせた設計評価手法の開発を進めています。更なるCO2排出量の削減を図るために、CO2分離・回収技術からCO2変換技術まで含めた全体システムを最適化するための方法論の開発にも取り組んでいます。

② LCAを活用した都市環境における物質循環影響
 解析

人口集中と産業発達の都市部における炭素、窒素やリンなどの必須元素に代表される物質の循環(消費と再生)は、循環型社会を構築するための鍵です。しかし、CNP循環研究は農業・食料に関連する視点が多く、都市部を対象とした研究は海外のわずかな事例にとどまっています。本研究では、日本の中からひとつの都市を選定して、ライフサイクルアセスメント(LCA)を活用して物質フローと循環の解析を行い、その影響の定量化を目指します。

③ 窒素の資源循環における経済性評価

窒素循環において、農業(畜産業および農業用排水処理施設)や産業部門(工場等)から回収した窒素化合物(NH3、尿素など)の水溶液化、燃焼による無害化、エネルギー回収について、輸送および地域性も含めた経済性評価を実施します。


チームの構成メンバー

 
名前 所属・役職
チーム長
片岡 祥
材料・化学領域
化学プロセス研究部門
化学システムグループ長
Nguyen Thi Hong Thuy
材料・化学領域
化学プロセス研究部門
化学システムグループ 主任研究員
山木 雄大 材料・化学領域
化学プロセス研究部門
化学システムグループ 主任研究員
原 伸生 材料・化学領域
化学プロセス研究部門
化学システムグループ 主任研究員
Benjamin Caudle 材料・化学領域
化学プロセス研究部門
化学システムグループ 研究員
玄地 裕 エネルギー・環境領域
安全科学研究部門 研究部門長
恒見 清孝 エネルギー・環境領域
ゼロエミッション研究企画室/安全科学研究部門
研究企画室長
林 彬勒 エネルギー・環境領域
安全科学研究部門
排出暴露解析グループ 上級主任研究員
田原 聖隆 エネルギー・環境領域
安全科学研究部門
総括研究主幹

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