窒素資源循環チーム
窒素資源循環チームでは、窒素化合物を回収する吸蔵・吸着技術の開発、NOxを変換する触媒技術の開発および回収したアンモニア等の燃焼利用技術の開発等の研究を推進しています。
チームの研究テーマ
① 窒素化合物の分離回収技術の研究
アンモニア、アンモニウムイオン、尿素などの大気中または水中の窒素化合物を回収し、有価物として再利用するための技術開発を行っています。特に特定窒素化合物を選択的かつ大量に吸着したうえで、脱離、回収することができる多孔質吸着材の開発を進めています。また、その吸着材を活用し、資源化を実現する装置、システムの研究も進めています。
② 窒素化合物の変換技術の研究
NOxやN2Oなどの有害窒素化合物を有価値物質へ変換する研究を行っています。窒素化合物の温和条件での合成・変換、アミノ酸などへ転換する高付加価値化、NH3燃焼開始温度の低下、温室効果ガスのN2Oの低温分解等に資する触媒開発を推進します。また、排ガス中のNOxをアンモニアへ変換する触媒技術の研究開発および廃水中のNH4+を資源化する触媒技術の研究開発を行い、資源の循環を促します。さらに、これらの触媒を担持するための高比表面積化した酸化物担体の最適設計を目指し、多孔化技術の高度化を進めています。
③ 窒素化合物の燃料利用技術の研究
資源として得られたアンモニア成分を、原料・燃料として有効に利用するための燃焼技術の研究開発を実施しています。これにより、窒素循環サプライチェーンの上流から下流までを一貫して取扱い、排ガス・排水中窒素化合物を変換するベンチプラントを企業と連携し構築することを目指します。
チームの構成メンバー
名前 | 所属・役職 |
---|---|
チーム長 田中 寿 |
材料・化学領域 ナノ材料研究部門 ナノ粒子機能設計グループ長 |
川本 徹 | 材料・化学領域 ナノ材料研究部門 首席研究員 |
Parajuli Durga | 材料・化学領域 ナノ材料研究部門 ナノ粒子機能設計グループ 主任研究員 |
南 公隆 | 材料・化学領域 ナノ材料研究部門 ナノ粒子機能設計グループ 主任研究員 |
髙橋 顕 | 材料・化学領域 ナノ材料研究部門 ナノ粒子機能設計グループ 主任研究員 |
臼田 初穂 | 材料・化学領域 ナノ材料研究部門 ナノ粒子機能設計グループ 研究員 |
首藤 雄大 | 材料・化学領域 ナノ材料研究部門 ナノ粒子機能設計グループ 研究員 |
山口 匡訓 | 材料・化学領域 ナノ材料研究部門 ナノ粒子機能設計グループ 研究員 |
大曲 仁美 | 材料・化学領域 ナノ材料研究部門 ナノ粒子機能設計グループ 研究員 |
木村 辰雄 | 材料・化学領域 極限機能材料研究部門 ナノポーラス材料グループ長 |
冨田 衷子 | 材料・化学領域 極限機能材料研究部門 ナノポーラス材料グループ 主任研究員 |
若林 隆太郎 | 材料・化学領域 極限機能材料研究部門 ナノポーラス材料グループ 主任研究員 |
南 安規 | 材料・化学領域 触媒化学融合研究センター ケイ素化学チーム 主任研究員 |
日隈 聡士 | 材料・化学領域 触媒化学融合研究センター 革新的酸化チーム 主任研究員 |
辻村 拓 | エネルギー・環境領域 再生可能エネルギー研究センター 水素キャリア利用チーム長 |
范 勇 | エネルギー・環境領域 再生可能エネルギー研究センター 水素キャリア利用チーム 主任研究員 |
壹岐 典彦 | エネルギー・環境領域 再生可能エネルギー研究センター 水素キャリア利用チーム 招聘研究員 |
志村 祐康 | エネルギー・環境領域 再生可能エネルギー研究センター 主任研究員 |
松田 大 | エネルギー・環境領域 再生可能エネルギー研究センター 水素キャリア利用チーム 研究員 |
Jo Hyun | エネルギー・環境領域 再生可能エネルギー研究センター 水素キャリア利用チーム 産総研特別研究員 |
小島 宏一 | エネルギー・環境領域 再生可能エネルギー研究センター 水素エネルギーチーム 主任研究員 |
眞中 雄一 | エネルギー・環境領域 再生可能エネルギー研究センター 水素エネルギーチーム 主任研究員 |
難波 哲哉 | エネルギー・環境領域 再生可能エネルギー研究センター 副研究センター長 |
松本 秀行 | エネルギー・環境領域 再生可能エネルギー研究センター 特定フェロー |
小林 靖和 | エネルギー・環境領域 再生可能エネルギー研究センター 水素エネルギーチーム 主任研究員 |
保高 徹生 | 地質調査総合センター 地圏資源環境研究部門 地圏化学研究グループ長 |