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資源循環利用技術研究ラボ紹介

資源循環利用技術研究ラボについて

資源循環利用技術研究ラボでは、産業発展と環境保全を両立させた資源循環型社会の確立を目指して、機能性材料や部材であるプラスチック、金属、複合材料等の使用後の廃棄物を資源として再生させるための機能材料循環技術の開発、並びに、生産・廃棄で生じる排出物質である二酸化炭素や窒素化合物、リン酸等の再資源化とその評価のための炭素(C)・窒素(N)・リン(P)のCNP循環技術の開発を行っています。

資源循環ラボについての全体像  

ラボ長あいさつ

吉田勝研究ラボ長の写真

ラボ長 吉田 勝

J. ロックストローム博士が 2009 年に提唱した「プラネタリー・バウンダリー」は人類の活動が地球環境に与える影響が、地球の安定性を上回る臨界点のことを指し、9つの指標のうち、「気候変動」、「生物圏の一体性」、「土地利用変化」、「生物地球化学的循環」については、人間が安全に活動できる境界を越えるレベルに達していると指摘されています。中でも気候変動に関しては、その主要な原因物質の二酸化炭素について、また生物地球化学的循環に関しては、窒素やリンといった物質について、その排出抑制や循環が極めて重要な課題となっています。さらに、欧州を中心として強まる廃棄物規制が世界的な潮流となり、材料の再利用の重要性も益々高まっています。SDGsの観点からもこれらの問題の解決と経済的な発展を実現する循環経済型の社会の確立を目指す必要があります。資源循環利用技術研究ラボでは、プラスチックやアルミニウムといった材料のリサイクル技術の開発並びに、二酸化炭素や窒素化合物やリンといった排出物質の循環技術の研究開発を進めます。さらに、企業の方との連携を通じて研究ラボで開発した技術の社会実装を目指します。


組織

  • ラボ長
    吉田 勝(触媒化学融合研究センター 研究センター長)
  • 副ラボ長
    藤代 芳伸(極限機能材料研究部門 研究部門長)
  • 機能材料循環チーム
    研究チーム長:堀田 裕司 (マルチマテリアル研究部門 研究部門長)
    研究チーム員:29名
  • ケミカルリサイクルチーム
    研究チーム長:山口 有朋 (化学プロセス研究部門 研究部門長)
    研究チーム員:28名
  • 炭素資源循環チーム
    研究チーム長:長谷川 泰久 (化学プロセス研究部門 ナノ空間設計グループ 研究グループ長)
    研究チーム員:26名
  • 窒素資源循環チーム
    研究チーム長:田中 寿 (ナノ材料研究部門 ナノ粒子機能設計グループ 研究グループ長)
    研究チーム員:25名
  • リン資源循環チーム
    研究チーム長:永縄 友規 (触媒化学融合研究センター ケイ素化学チーム 主任研究員)
    研究チーム員:5名
  • 資源循環システム設計・評価チーム
    研究チーム長:片岡 祥 (化学プロセス研究部門 化学システムグループ 研究グループ長)
    研究チーム員:8名

連絡先

国立研究開発法人産業技術総合研究所 資源循環利用技術研究ラボ

〒305-8560 茨城県つくば市梅園1-1-1 中央第1 つくば本部・情報技術共同研究棟
電話:029-862-6031 FAX:029-862-6048
Eメール:mc-liaison-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信下さい。)

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