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リン資源循環チーム

リン資源循環チームでは、鉱物由来の安価な選択的リン酸吸着材の開発を通じたリンの効率的回収と有効資源化、およびオルトリン酸等から高付加価値リン化合物へと変換する技術等の開発を推進します。

チームの研究テーマ

① リン資源回収技術の開発

輸入される食料や飼料、肥料に含まれるリンは、生活排水や下水汚泥に含まれて排出され、また農地における肥料の施用では、リンの大半が作物には吸収されず土壌中に蓄積しています。持続的なリンの循環型社会構築のため、このような環境負荷要因ともなりうる未利用のリン資源からリンを効率的に回収し、効果的に利用する技術の開発を目指して、吸着材の開発や抽出法の検討を行っています。

② リン資源変換技術の開発

従来リン化合物原料として広く用いられている、リンの塩化物ではなく、種々の方法で回収されたリン資源の原料利用を念頭に置いた化学合成に関する研究を行っています。すなわち、下水等に含まれるオルトリン酸およびその塩を原料とし、直接的かつ比較的温和な条件で高機能性リン化合物、特にリン酸トリエステルへと変換する技術を開発することを目指します。


チームの構成メンバー

 
名前 所属・役職
チーム長
永縄 友規
材料・化学領域
触媒化学融合研究センター
ケイ素化学チーム 主任研究員
永田 夫久江 材料・化学領域
マルチマテリアル研究部門
総括研究主幹
李 誠鎬 材料・化学領域
マルチマテリアル研究部門
木質循環複合材料グループ 主任研究員
平 敏彰 材料・化学領域
化学プロセス研究部門
フロー合成システムグループ 主任研究員
鈴木 正哉 地質調査総合センター
地圏資源環境研究部門
副研究部門長
森本 和也 地質調査総合センター
地圏資源環境研究部門
地圏環境評価研究グループ 主任研究員


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