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写真1 サイエンス実験ショー
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写真2 癒し系アザラシ型ロボット パロ
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平成16年8月21日に東北センターにおいて、「不思議がいっぱいサイエンスマジック」をテーマに一般公開を行いました。真新しいOSL新棟をメイン開場に、子供たちに向けた楽しいプロ グラムたっぷりのイベントです。今年は、産総研で開発した癒し系ロボット「パロ」の登場、超能力のトリックを科学で解き明かす講演や、粘土の意外な特性(トリビア?)を学習する講演、自分 で作ったスライムで電気を起こす実験、ペットボトルのいろんな秘密、粘土でつくる化石模型、身近な環境水の測定など計20テーマを出展し、科学への好奇心に子供たちが目を輝かす場面がいっ ぱいの一日となりました。
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東北センターの一般公開はこれまで平日に開催していましたが、職員の協力を得て今年はじめて土曜日に開催することができ、昨年度を上回る来場者でにぎわいました。今回、青少年対象に公開 を行いましたが、子供たちとともに楽しむ家族の笑顔に、地域密着型の公開イベントのひとつのあり方を考える良い機会となりました。普及効果が目に見えにくい状態で、毎年このような一般公開 の必要性が議論されますが、徐々にでも地域の皆さんに「産業技術総合研究所」という組織を知り、理解していただくために、恒例のイベントとして定着させ、続けていくことが必要だと考えてい ます。
来年も同時期に開催を予定していますので、是非一度、産総研東北センターに足をお運びください。
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平成16年10月7日に八戸地域地場産業振興センターにおいて、産総研東北センター、青森県工業総合研究センター、東北産学官連携協議会の3者の共催により、テーマを『研究資源の活用と産業活性化』として標記交流会を開催いたしました。
当日は、東北経済産業局長の代理として千葉康典参事官からのご挨拶の後、産総研メンブレン化学研究ラボの水上ラボ長、超臨界流体研究センターの鈴木チーム長および産学官連携部門の花田総 括主幹からそれぞれ「産総研の紹介」を行い、産総研地質標本館の青木館長から特別講演を、青森県工業総合研究センターの小熊所長から青森県工業総合研究センターの取り組みについて講演をい ただき、最後に各県公設研究機関の研究開発事業の紹介がありました。
水上ラボ長からは、環境保全や省エネに貢献できるメンブレン=膜を使ったコンパクトなグリーンサステナブル化学を東北から発信していきたいとの紹介を行い、鈴木チーム長からは超臨界流体 の物性の紹介と超臨界流体連携研究体を作り、エンジニアリングベンチャー起業をゴールとしたいとの説明を行いました。また、花田総括主幹からは、産総研のミッションと産学官連携部門の活動 内容、中小企業支援施策の紹介と実績についての説明がありました。
青木館長の特別講演では「温泉と金の深い関係−青森県恐山を例として−」と題し、温泉と金鉱床生成の深い関係を明らかにした貴重な研究成果の紹介があり、恐山は熱水金鉱床生成プロセスが 今でも見られる世界的に貴重な場所なので、資源教育、自然教育の場として適切に保護されることを願うとのまとめがありました。
小熊所長からは「地域産業振興に向けた青森県工業総合研究センターの取り組み」と題して、青森県工業総合研究センターの新素材、環境・エネルギー、生命科学、生活、液晶関連などを重点分 野とした地域製造業の振興と新産業の創出を目指した活発な活動が紹介されました。
その後、東北地域六県の公設研における研究開発事業紹介では、各公設研がいま精力的に取り組んでいる研究開発について紹介がありました。
青森県を中心に東北地域の産学官関係者 約130人の参加者を迎え、盛会のうちに終えることができました。会の終わりには、東北センター加藤所長から来年度からの第2期には産学官連携を一層強化したいので、さらなる協力・連携をお願いしたい旨の閉会の挨拶があり、来年度の開催に向けて新たな一歩を踏み出しました。
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