産総研では、将来のイノベーションを担う研究開発人材の育成を目的として、博士号を持つ若手研究者を産総研の特別研究員として受け入れ育成する「産総研イノベーションスクール」や、優れた研究開発能力を持つ大学院生を産総研リサーチアシスタント(契約職員)として雇用する制度、全国各地の大学での講演活動等、様々な取り組みを行っています。
さる平成29 年11 月15 日、山形大学フロンティア有機材料システム創成フレックス大学院(以下iFront)からの依頼で、中鉢良治産総研理事長とiFront の大学院生9 名との座談会を山形大学米沢キャンパス(山形県米沢市)において実施しました。iFront とはグローバルリーダーとしてのスキルと博士(工学)の学位取得を目指す博士課程5 年一貫コースです。座談会では、「グローバル人材とはどのような人材か」「米沢の地でグローバル化は可能か」等をテーマに熱心な議論が交わされました。今号では座談会の内容を一部抜粋および編集してご紹介します。