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産総研東北センターロゴ画像

産総研東北センターは50 周年を迎えました

 昭和42年(1967年)に、産総研東北センターの前身である通商産業省 工業技術院 東北工業技術試験所が仙台市苦竹の地に設立されてから、今年で50年を迎えました。
 産総研東北センターのルーツは、昭和3年、仙台市二十人町通(現:宮城野区五輪)に設立された日本初の国立デザインセンターである商工省 工芸指導所まで遡ることができます。工芸指導所は東北地区の工芸振興を目的に設立されました。その後、工芸振興運動が全国規模となり、昭和15年には、本所が東京巣鴨に移り、東北支所と改称しました。
 戦後、高度経済成長の波が東北経済に及ぶと、東京オリンピックが開催された昭和39年には、「国立東北工業開発試験所設立促進期成同盟会」が地元の産業界、政界、官界を含めて結成されました。各方面に働きかけを行った結果、昭和42年3月の通常国会において、東北工業技術試験所の設置案が可決成立し、同年5月に仙台市苦竹にて新庁舎が竣工いたしました。
 昭和42年6月1日に工業技術院傘下の第15番目の試験所として東北工業技術試験所が発足しました。研究3課(産業工芸、機械金属、化学)と企画課、総務課の5課53名での出発でした。余談ながら、同月の25日には、世界初の衛星中継のテレビ番組が24カ国で放送され、ビートルズが「愛こそはすべて」を生演奏しています。
 その後、平成5年(1993年)には東北工業技術研究所への改称を経て、平成13年4月には独立行政法人産業技術研究所東北センターと改組されました。平成27年に国立研究開発法人となり、現在は、2研究組織、2事業組織、職員114名(常勤職員48名、契約職員66名)の体制となっています。化学ものづくりに関する研究開発及び全国10拠点の産総研の研究成果を東北地方の産業界へ橋渡しする連携活動を通し、今後も、東北地方の産業へ貢献していきます。

産総研東北50周年記念ロゴマーク
昭和42年完成の1号棟の外観写真

▲昭和42年完成の1号棟


現在の産総研東北センター(OSL棟)の外観写真

▲現在の産総研東北センター(OSL棟)

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