aist
Newsletter 一覧CONTENTS

特集 ◆連載第5回:分科会紹介◆

物質・材料・デザイン分科会


技連東北地域部会に設置されている「物質・材料・デザイン分科会」は、東北地域の公設試験研究機関に所属する高分子材料、木材・木工、工芸、デザインなどの関係者が参加している組織です。研究・事例発表やディスカッションを通して情報交換・情報収集を行い、東北地域の産業の振興・発展に寄与することを目的としています。

分科会の秋季分科会は、平成19年10月4日(木)に、(独)産業技術総合研究所東北センターにおいて開催されました。北海道からのオブザーバー参加を含め、9機関17名の出席者で、まず来年度の活動内容、開催方法、開催場所等について意見交換を行いました。さまざまな意見が出されましたが、東北地域部会事務局(東北サテライト)とも相談しながらもう少し時間をかけて、よりよい方向にもって行こうということになりました。


いで、分科会の中に設置する研究会のあり方に関して意見交換を行いましたが、関係する分野が多岐にわたることもあり、方向性を見出すことはできませんでした。今後、関係各位と協議しながら、東北地域から新しい技術を発信できるような研究会を立ち上げたいと考えています。

後に、下記の研究(事例)発表があり、予定の時間をオーバーして活発な討論が行われました。各県がどのような活動をしているのか、その一端を垣間見ることができ、公設試の本来業務を遂行する上で大いに参考になったものと思います。


@「鉄と漆を融合した岩手オリジナル製品の開発」  
岩手県工業技術センター 小林正信氏
A「ブレインストーミング促進用人材教育カードゲーム開発支援」
宮城県産業技術総合センター 伊藤利憲氏
B「超音波溶着におけるポリスチレン成形品の接合プロセスの検討」
山形県工業技術センター 久松徳郎氏
     

質・材料・デザイン分科会では、産総研東北センターのご指導のもと、東北地域の公設試の連携をより強固なものとし、地域産業の振興・発展に寄与すべく活動していきたいと考えています。

後ともより一層のご指導・ご協力をお願い申し上げます。


産技連東北地域部会物質・材料・デザイン分科会長
山形県工業技術センター素材技術部
部長 山田 享


 

秋季分科会での会議の様子 秋季分科会での研究発表の様子


http://unit.aist.go.jp/tohoku/ UP