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特集 ◆連載第5回:分科会紹介◆

資源・環境・エネルギー分科会


技連組織の改編に伴い、産技連東北地域部会の下部組織に新たに資源・環境・エネルギー分科会が設置されました。当分科会は東北地域における資源・環境・エネルギーに関わる各試験研究機関の研究者が集まり、地域企業に対する技術支援や試験研究を効率的に推進するために、東北6県の広域連携の強化を図り、現状課題の把握及び共通課題の模索のための情報交換等を行い、東北地域の産業振興に寄与することを目的としています。

に本分科会は、東北各県の施策・技術動向及び各県の地域ニーズに関する情報交換を行うことを活動の目標及び方針の第一に掲げ、これを推進することや東北6県の連携推進を図るために、情報共有テーマの選定を行い各県が情報収集して、分科会において報告・討論を行うことを目玉としてスタートしました。


1回のテーマは春季分科会で決定した「各県の産業廃棄物処理の現状」として、報告を秋季分科会で行いました。今回は、これに多くの時間を割くことができませんでしたけど、参加者からは貴重な資料を得ることができたということで、継続して取り組んでいくことになりました。第2回のテーマは「各県のバイオマス利用の現状」ということになっています。

また、実質第1回として、資源・環境・エネルギーと幅広い分野に当分科会が跨っているため、それらに跨った内容の特別講演として「山・川・海を結ぶ、循環型地域社会システム−木質バイオマス資源の多用途化など−」と題し、和田清美氏(技術士(衛生工学部門))からご講演をいただきました。その他、会員から資源分野1テーマ、環境分野3テーマ、エネルギー分野1テーマの計5テーマの研究発表がありました(北海道地域部会の環境・エネルギー分科会がオブザーバーとして参加)。


回の分科会は、盛りたくさんの内容で十分な質疑討論ができませんでしたが、以後秋季分科会は単独開催ということになっていますので、広域連携強化を図りながら、産技連の活性化、地域企業への貢献に寄与して行きたいと考えています。今後ともより一層皆様方のご指導をお願いいたします。


産技連東北地域部会資源・環境・エネルギー分科会長
地方独立行政法人岩手県工業技術センター環境技術部
部長 浪崎 安治


 秋季分科会での会議の様子

秋季分科会での研究発表の様子
秋季分科会での会議の様子 秋季分科会での研究発表の様子


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