「自然に学ぶ21世紀の環境調和型技術」を開催
平成19年12月11日(土)、メルパルク仙台(仙台市)において、産総研東北センター・GIC・循環型社会対応産業クラスター委員会・東北大学大学院環境科学研究科の合同主催による『ネイチャーテクノロジー&グリーンプロセスルネッサンス“連携シンポジウム”−自然に学ぶ21世紀の環境調和型技術−』を開催しました。本連携シンポジウムは、環境科学研究科を中心とした「ネイチャーテクノロジー」と産総研コンパクト化学プロセス研究センターが提唱する「グリーンプロセスルネッサンス」の低環境負荷型プロセスの開発を目指した研究シーズと東北地域の産業や資源との総合的な融合を図り、21世紀における喫緊の課題である持続的発展可能な循環型社会基盤の構築に向けて、新たな産学官連携のプラットホームの創出を目的として行われたものです。
当日は、第1部講演の部として、東北大環境科学研究科・谷口尚司科長(循環型社会対応産業クラスター委員会委員長)の挨拶に始まり、同・石田秀輝教授の「地球環境問題とネイチャーテクノロジー」と産総研コンパクト化学プロセス研究センター・水上富士夫研究センター長の「地域連携を考える−グリーンプロセスルネッサンス(水・空気・オルガノマス)基本構想−」の基調講演があり、引き続き、東京農業大学農学部・長島孝行准教授の「インセクトテクノロジー−懐かしい未来を紡ぐ−」と一ノ蔵・淺見紀夫代表取締役名誉会長の「低環境負荷プロセスへの取り組み−環境に優しい酒造りを目指して−」の特別講演を行いました。
第2部ポスターセッションの部として、産総研からルネッサンス研究シーズ16テーマ、東北大学からネイチャーテクノロジー・低環境プロセス分野10テーマ、東北6県の公設試験研究機関から環境・資源・エネルギー分野8テーマ、東北地域企業等から10テーマの研究シーズ及び研究成果等の紹介があり、出展者と参加者との間で、活発な意見交換が行われました。 |