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特集 ◆連載第4回:分科会紹介◆

機械・金属分科会


技連の組織改編に伴い、本年度から新たに産技連東北地域部会に設置された機械・金属分科会は、東北地域における機械・金属分野の技術力の向上、情報の収集、発信、共有化を図るとともに、会員の所属する公設試の機械・金属部門の能力を最高度に発揮させ、機関相互の試験研究を効果的に推進し、東北地域の産業の振興発展に貢献することを目的としております。

分科会の平成19年度の活動状況を紹介致します。秋季分科会は、去る平成19年10月4日(木)に産総研東北センターにおいて開催致しました。最初に、今後の活動目標・方針・H19計画等を討議・承認後、各県公設試(オブザーバーとして北海道工試も含)における研究トピックス等の情報交換を行いました。続いて、秋田県産業技術総合研究センターより、航空宇宙産業に係わる企業及び学・官の交流を通じて、情報の収集並びに情報交換を進め、航空宇宙産業の振興を図ることを目的とする「東北航空宇宙産業研究会」の設立趣旨説明がありました。その後の研究・事例発表会では、機械分野と金属分野の2分野に分散し、各県公設試より、各々4テーマの発表があり、活発な質疑応答を通じ、濃密で実りある技術情報の交換が行われました。なお、機械・金属分科会の下部組織として申請した東北航空宇宙産業研究会(会長:中西秋田産総研所長)は、平成19年10月16日(火)仙台市にて、設立総会を開催し、設立・体制・活動方針等が承認され、続いて会員企業と航空機メーカより、設立記念特別講演が行われました。その後、平成19年12月19日(水)秋田市にて、第1回研究会を開催し、航空機メーカと先進地域から講師をお招きし、航空宇宙産業の振興のため地域が果たしていく役割等に関して講演を頂きました。


械・金属分科会では、産総研東北センターの吉田所長からの「産技連のねらいは地域の産業振興である。単なる研究発表の場ではなく、産技連のビジョン、方向性、どのような施策を各県が行っているか等の議論をできる場にもしてほしい」とのご助言も踏まえ、ナノテクノロジー・材料部会及び製造プロセス部会との連携を保ち、産技連の活性化に貢献するとともに、地域の機械・金属関連産業の振興発展に努めたいと思っております。

後とも、より一層のご指導をお願い申し上げます。


産技連東北地域部会機械・金属分科会長
秋田県産業技術総合研究センター工業技術センター
上席研究員進藤亮悦


秋季分科会での会議の様子 秋季分科会での研究発表の様子(金属分野) 秋季分科会での研究発表の様子(機械分野)
秋季分科会での会議の様子 秋季分科会での研究発表の様子(金属分野) 秋季分科会での研究発表の様子(機械分野)


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