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特集 ◆連載第4回:分科会紹介◆

情報通信・エレクトロニクス分科会


技連東北地域部会に設置された情報通信・エレクトロニクス分科会は、東北地域の各研究機関相互の各分野の研究者が集まり、地域企業に対する技術支援や試験研究を効果的に推進するために現在の課題、将来の課題、連携できる課題などについて意見交換を行うことにより課題解決に役立て、東北地域の産業の発展に貢献することを目的としています。

れまで、産業技術総合研究所東北産学官連携センターのご指導のもと、4月の春季東北地域部会、10月の秋季東北地域部会、テレビ会議などを活用し、各機関が既に蓄積してきている情報通信・エレクトロニクス分野に関わる技術を相互に提供し、技術支援協力・人材育成のための情報交換、外部競争資金獲得などへの活動・連携、研究などを行っています。


1回の秋季分科会は、平成19年10月4日(木)に産総研東北センターにおいて開催されました。分科会では、平成19年度試験研究等事業計画の紹介、研究発表及び事例発表を行いました。

業計画の紹介では、各機関で時代の流れとともに組織体制の見直し、研究テーマや事業内容の見直しが多く行われていることが報告されました。


究発表では、微小パーティクル分析のための局所ラマン分光システムの開発(岩手県工業技術センター、目黒専門研究員)、宮城県産業技術総合センターのMEMS/マイクロマシン技術への取り組み(宮城県産業技術総合センター、阿部技師)、MEMS型近赤外光干渉計を志向したマイクロ光学素子の開発(山形県工業技術センター、阿部研究員)、錘面部のキズ検査装置の開発(福島県ハイテクプラザ、吉田副主任研究員)の4テーマの発表が行われました。宮城県内企業からの参加者もあり、活発な質疑討論が行われました。今回の研究発表の感想として、『各県の発表範囲をある程度絞られれば良い。』、『直接発表等を聞いた方がわかりやすい。』などという意見が出ました。今後は、テレビ会議システムも活用しながら交流を深めて行きたいと思います。各機関の意見を踏まえ、次年度以降も分科会を開催し、新しい提案があれば盛り込んでいきたいと思います。

報通信・エレクトロニクス分科会では、今後とも、産総研との連携により、産技連の活性化に貢献するとともに、地域の情報通信・エレクトロニクス産業の発展に寄不できればと考えています。今後とも、一層のご指導をお願い申し上げます。


産技連東北地域部会情報通信・エレクトロニクス分科会長
福島県ハイテクプラザ研究開発部システム技術グループ
科長高橋淳
(taka@fukushima-iri.go.jp)


 秋季分科会での会議の様子

秋季分科会での研究発表の様子
秋季分科会での会議の様子 秋季分科会での研究発表の様子


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