自然豊な東北の地は、人工物が氾濫する都会に住む方からは憧れの的であろう。大切に守るべきものであります。一方、これまでも多くの人により、多くの機会に産業の集積の不足とその解決が熱意を持って語られてきた。徐々にではあるがその努力が実る場面も増えてきているように感じます。
平成17年4月より国立大学法人東北大学の理事(研究担当)を命ぜられ、また平成18年11月よりは新たに国際交流も併せて担当することになりました。所掌範囲は広く産学官連携、学内横断型研究課題の推進・支援、戦略的国際交流や米国代表事務所などの海外オフィスの運営等多様で、それぞれが強く関係する場合も多く効率的な面もありますが、多くはそれぞれのエキスパートの活躍に負うところが大であります。東北大学の標榜する「世界と地域に開かれた大学」として国際性と地域連携は重要課題であります。この二つはかけ離れたような印象を持ちがちですが実は大変関連しております。昨今紙上を賑わす「地域から世界へ」「世界から地域へ」そのものです。
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