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イベント出展報告

地域発先端テクノフェア2006

 京ビッグサイト(東京都江東区有明)で11月29日(水)〜12月1日(金)の3日間開催された“地域発先端テクノフェア2006”で、最近の研究成果等の展示、紹介をしました。
  本展示会は、文部科学省及び経済産業省で推進する「知的クラスター創成事業」、「産業クラスター計画」等の取り組みによって得られた成果を一同に集め、情報発信と情報交換の場とすることによって、先端的な産業技術の動向把握、新たな産業創出や展開を促すことを目的として開催され、約4万7千人(※1)の来場者がありました。

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  総研東北センターのブースでは、コンパクト化学プロセス研究センターの最近の研究成果として、「ゼオライト膜の合成とその分離への応用」、「固体内活性酸素の利用による環境保全技術」を、また、東北センターのコンソーシアム活動など、最近の産学官連携活動について紹介しました。
  来場者からは、ゼオライトの膜化や脱水分離技術、また、ナノケージセラミックを加熱し電圧を印加して活性酸素を取出すことや活性酸素によるVOC分解除去技術に高い関心が寄せられました。
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(※1)同時開催した「中小企業総合展」、「全国インキュベーションフォーラム2006」の合計入場者数。


エコ・テクノ2006

 西日本総合展示場新館(福岡県北九州市小倉北区)で11月20日(月)〜23日(木・祝)の4日間開催された“エコ・テクノ2006”で、研究成果の展示、紹介をしました。
  本展示会は、地球環境時代にふさわしい環境保全・エネルギー技術を一堂に介し、環境技術交流を促進することで関係業界の技術革新、設備更新を促し、地域産業界の環境意識の高揚と環境ビジネスの健全な発展を図り、また、ひろくアジア地域を見据えた国際交流の場として環境技術並びに製品の普及等、国際化の進展に資することを目的として開催され、九州地方の各県の方々や山口県などの中国地方の方々など、約3万2千人(※2)の来場者がありました。

  総研のブースには、九州産学官連携センターが中心となり、産総研の低環境負荷技術などのエコ・テクノ技術のシーズが集結しました。

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  東北センターからはコンパクト化学プロセス研究センターのプラスチックフィルムのような形状をしていながら、耐熱温度が高くガスバリア性がある粘土からできたシート「クレースト」や尿検査のように簡単に廃水中の重金属濃度が測定できる「重金属検出紙」を出展し、関心を集めました。
  また、展示会開催期間中の22日(水)に“産総研セミナー -産総研のエコ・テクノ技術(低環境負荷技術を中心に)- ”が開催され、「環境負荷低減と省エネに対する産総研の戦略とコンパクト化学プロセス研究センターの取り組みについて」と題して、水上富士夫 研究センター長(コンパクト化学プロセス研究センター)が講演した他、今回展示したエコプロダクツ・プロセス、計測技術についても各研究者によるプレゼンテーションが行われました。


(※2)同時開催した「福岡水素エネルギー社会未来展2006」、「バイオマス・ニッポンin九州2006」、「エコベンチャー・メッセ2006」の合計入場者数。


企業と学術研究機関との出会い −MEET2006秋−

 台国際センター(宮城県仙台市青葉区)で11月2日(木)に開催された“企業と学術研究機関との出会い −MEET2006秋−”で、研究成果等の展示、紹介を行いました。
  本展示会は、地域企業の技術高度化、活性化のため、学官等の研究シーズ発表を通して、シーズとニーズのマッチングを支援し、産学官の交流を推進すること、並びに開発プロジェクトの立ち上げ、新ビジネス創出等を推進することを目的に開催され、製造業(食品関係を含む)の経営者や技術開発担当者等約400人の来場者がありました。

  総研東北センターのブースには、コンパクト化学プロセス研究センターの最近の研究成果として、「ナノ粒子の連続合成技術」、「ケミカルMEMS反応器の開発と化学反応への応用」、「ゼオライト膜の合成とその分離への応用」を、また、産総研の研究や産学官連携活動などについて紹介しました。
  当日は、東大阪宇宙開発協同組合(Astro Technology SOHLA) 竹内修 理事長による「産学官連携による人工衛星開発プロジェクト」と題して、小型人工衛星の開発を目指して設立された製造業の協同組合の活動状況、産学官連携についての特別講演がありました。

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