山形県工業技術センターは、県内の工業全般に関する技術水準の向上を図ることを目的として、山形県が設置した試験研究機関です。みなさまからの多岐にわたるご要望にお応えするため、各分野における技術相談、受託試験、研究開発、技術者養成および情報提供等の業務を実施しております。
技術相談では、年間8,000件を超える相談に対応するとともに、当センターの利用頻度が低い企業にも積極的に赴き、700件以上の生産現場での技術支援、技術課題の調査等を行っております。また、受託試験では、約19,000点の試験、分析、加工等の依頼をお受けしております。
研究開発では、ナノオーダーの加工技術の開発を目指す新素材等の超精密加工技術の開発、光へテロダイン計測法を用いた超精密加工支援技術の開発などに取り組んでおります。また、企業との共同研究も積極的に推進しており、特許出願に結びつくなど大きな成果にもつながっております。さらに、山形・福島・新潟三県共同研究に加え、山形・岩手・宮城三県の広域連携による共同研究等の実施などの新たな取り組みも進めております。
県内企業の技術者養成事業では、11課程の各種研修やORT研修により効果的な人材育成に努めるとともに、情報提供では、工業技術センター報告と年3回の技術ニュースの発行、ホームページによるタイムリーな広報も行っております。
企業のみなさまの技術的な諸課題の解決や更なる発展のための良きパートナーとして、これからも当センターをお気軽にご利用下さいますようお願い申し上げます。 |