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イベント開催報告

年東北センターで開催している一般公開に替わって、今年は仙台市科学館の2階特別展示室をお借りして、「産総研東北センター 科学未来展」を、10月28日(土)から29日(日)の2日間にわたり開催しました。このイベントは、「きて!未来の技術がいっぱい」をメインテーマに、幼稚園児から高校生を対象に、科学の楽しさや未来に広がる科学の面白さを知ってもらうために企画したものです。

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学未来展の内容としては、宮沢賢治の作品に出てくる鉱物に光を当てた「イーハトーヴの賢治の石」の特別講演、産総研関西センターから講師を呼んだ出前講座では、「省エネ」・「新エネ」についての来場者参加型の展示実験が行われ、圧力鍋とカセットコンロを使った火力発電の仕組みの実演や、手廻し小型発電機による電球と蛍光灯の点灯実験で、参加者は省エネ効果の実感を新たにしていました。

  この他にも「コンピューターで見えない流れを見る」、「ペットボトルのリサイクル」、「粘土と砂の不思議」、「光るタンパク質を見てみよう」などの体験コーナーや、手を当てただけで電気が起こる「熱発電モジュール」の実演、移動地質標本館の「美しい砂の世界」の展示、国際標準化100周年記念特別展示と共に、癒し系ロボットの「パロ」にさわれるコーナーも人気がありました。

北センターの日頃の研究活動紹介として、高温高圧の超臨界流体利用についてはコンパクト反応器の展示や、膜を使った空気の清浄化技術、アルコールを含む水を膜で分離してアルコールを濃縮するする技術、水中の有害物質の濃度を簡便に測定する技術などを展示・紹介しました。

  また、幼稚園児から小学生向けのコーナー「ちょびっとサイエンスマジック」では、空の炭酸飲料缶から飲み物を出したり、見えない糸で動く紙などのマジックで、来場者から驚きや笑いがあふれていました。同時に、はずむシャボン玉やスライム作りのおもしろ体験も人気で、子供たちは科学の不思議に目を輝かしていました。
年も一般公開を始めとして、同様の催しを引き続き開催する予定です。これらのイベントを通じ、産総研の研究と科学の面白さに触れていただけたら幸いです。
(倉田良明 記)
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