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イベント開催報告

その1

成18年7月6日に福島県福島市のウエディングエルティにおいて、東北センター、福島県電子機械工業会、福島県中小企業団体中央会の3者共催による「第22回産学官交流のつどい」が開催され、約250名の参加者で賑わいました。この催しは、福島県の産業界と大学や国県等の試験研究機関の相互交流と連携を促進し、共同研究や技術・知識の移転を通して成果の事業化・市場化を具現化し、産業界の健全な発展に寄与することを目指すものです。

一部として、貞廣昌利福島県電子機械工業会会長、佐藤栄佐久福島県知事のご挨拶に続いて、石田秀輝東北大学教授による『人と地球を考えた新しいものつくりのかたち -ネーチャーテクノロジー -』と題した基調講演が行われ、環境問題に正対することにより、身近な自然を通して新しいものつくりや暮らし方が生まれてくるとのお話を頂きました。この後、藤島初男福島県商工労働部参事から福島県における産学官連携の取り組みについてのご紹介がありました。

二部では5つの会場に別れ、大学、高専、企業、公設試験研究機関 (公設研) による連携事例や研究成果のプレゼンテーションが行な われました。産総研と東北6県の公設研による研究紹介の場である 「第6回東北産業技術研究交流会」 は、この第5会場で行われました。この他、会場の廊下およびロビーにおいて、産総研をはじめ、参加企業、大学、高専、公設研等のパネル展示による研究成果の紹介も同時に開催され、熱心に質問や説明がなされていました。



その2

5会場では「第6回東北産業技術研究交流会」が開かれました。この研究交流会は、産総研と東北6県の公設研の研究成果を紹介し、広く産業界との研究交流と産業技術の向上を図るものです。高木博康東北経済産業局地域経済部長による挨拶に続き、産総研からは松永英之氏によるフッ化物イオンメータの開発と事業化について、福島県ハイテクプラザからは吉田智氏による液晶用ディンプル型反射板製造法について、山形県工業技術センターからは江部憲一氏によるカルボン酸水溶液による木材の改質について、宮城県産業技術総合センターからは中居倫夫氏による薄膜磁気インピーダンスセンサについて、秋田県産業技術総合研究センターからは杉山重彰氏による通電加圧焼結によるTiC基複合セラミックスについて、岩手県工業技術センターからは山口佑子氏による雑穀・ ヤマブドウ ・もち米の新製品開発について、青森県工業総合研究センターからは佐々木正司氏によるレーザーによるCu細線束と極細単線の接合について、最新の研究成果のご紹介があり、活発な討論がなされていました。


 
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盛況だった基調講演会場


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パネル展示会場


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産総研 松永氏
秋田 杉山氏


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福島 吉田氏
岩手 山口氏


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山形 江部氏
青森 佐々木氏


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第6回
東北産業
技術研究
交流会の
講演者
宮城 中居氏


http://unit.aist.go.jp/tohoku/ UP