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特集
外国人フェローからのメッセージ

ゴラさん My name is Artur G o ra. I am working as a chemist in Institute of Catalysis Polish Academy of Sciences in Krak o w Poland. This is my third stay in Japan, second in Sendai. I am particularly interested in green technology processes. Nowadays as a JSPS fellow I am participating in work concerning on palladium membrane reactors for hydrogen separation. One of my targets is dehydrogenation of organic compound that can be used as hydrogen carrier.

Beside my scientific interest , I am a photographer. I am trying to explore Japanese nature and culture through lens . I would like to finish here also my photographic project, so maybe one day I will be able to invite you for my photo exhibition here in Japan . I have been fascinated by elegancy of Kyudo and Japanese pottery. They cause that I am forgetting about place and time. What will I miss after coming back to Poland? Friends, several places like Hiraizumi and Naruko, pure simplicity of several things that usually you miss, sashimi and natoo.

私は、ポーランド科学アカデミーの触媒研究所から参りましたアーター・ゴラです。前回の仙台滞在を含め、3度目の日本滞在となります。私は、特に環境に調和した化学プロセスの研究に興味がありました。今回は、JSPSフェローとして、コンパクト化学プロセス研究センターにおいてパラジウム薄膜を用いた水素の膜反応の研究に従事しています(2006年10月末まで)。現在は、水素の化学貯蔵の観点から、炭化水素の脱水素反応と膜分離に取り組んでいます。

  私は、写真家でもあり、レンズを通して日本の文化や自然を探求しています。日本における一連の写真をまとめ、機会がありましたら皆さんにご覧に入れたいと思っています。また、弓道や陶芸の洗練された美しさに時間や空間を忘れるくらい魅了されています。よい友達、平泉や鳴子のような美しいところ、シンプルで純粋な美しさを持ついくつかの物、そしてもちろん、温泉、刺身、納豆などは私の大好きなもので、ポーランドに戻ったら本当に懐かしく思う事でしょう。

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アーター・ゴラ、 1974 ポーランド生まれ 2002 博士号取得 ( ヤギロニアン大学 )、 2002 ポーランド科学アカデミー、触媒研究所研究員 2005 年 11 月よりJSPSフェローとしてコンパクト化学プロセス研究センター所属



ラビさん My name is Poovathinthodiyil Raveendran. I joined the University of North Carolina at Chapel Hill as a member of the NSF STC for Environmentally Responsible Solvents and Processes. The main goal of my research is to understand solvation phenomena in supercritical CO 2 for the guided design of CO 2 -philic materials. My association with the center also helped me to understand, and be part of, a global mission to counter industrial pollution by practicing “ green ” chemistry.

I moved to the SCF Center of the AIST Tohoku in 2003, as a Visiting Researcher in the CREST Program of JST, directed by Prof. Ikushima. I was aware of the activities at the Center before because several pioneering activities in the area have been done here. From my experience, I feel that AIST Tohoku is a great place to work, with excellent infrastructure, tremendous freedom, and very cooperative colleagues. Although I still cannot speak in Japanese, my host and the colleagues always volunteered their help. With several international scholars around, I am sure, the scientific discussions in English is becoming much easier in the recent years. My future plan is to return to India and to continue research in a premier lab there. The only thing I missed here is a good library.  

私は プーワティントディール・ラウィンダラン です。 こちらに来る前はノースカロライナ大学 NSF 科学技術センターに在籍していました。 私の研究の 目標 は、超臨界二酸化炭素中での溶解現象を理解することで す 。 NSF 科学技術センターでは、グリーンケミストリーを推進し 産業汚染 問題 を解消すると 言う グローバルな ミッションの重要性を認識しました。

  2003 年に生島 さんが中心になって研究を進めておられる AIST 東北センターの SCF センターに、 JST CREST の研究員として 移ってきました。 当センタ ーで は、以前から当該分野において先駆的な活動がなされていることを知って い ました 。 AIST 東北センターは 、 素晴らしい研究施設をもち、とても自由でそして大変協力的な仲間 に恵まれた 、働くのに 打って付け の場所 だ と 感じています 。私は未だ日本語が話せませんが、仲間 の皆さん は いつも本当に良く 協力して くれ ます。周りには 海外からの研究者も何人かいますので 、英語による 仕事上の ディスカッションが近い内に かなり 容易になると確信しています。将来はインドに戻り、 環境の整った 研究所で 仕事 を続けたいと思います。ここで唯一残念なこと は 図書館が 充実してい ないことです。

  * プーワティントディール・ラウィンダラン、1967年 インド生まれ、1998年 博士号取得(インド工科大学)、2000年 ゲッティンゲン大学、研究員、同年 ノースカロライナ大学 NSF 科学技術センター 研究員 、2003年5月よりCREST研究員としてコンパクト化学プロセス研究センター所属 2005 9 月末まで )


http://unit.aist.go.jp/tohoku/ UP