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産業技術総合研究所 計量標準総合センター 工学計測標準研究部門|English|

標準供給Calibration Services

我々のグループでは、硬さ分野に関する計量標準と水中超音波に関する計量標準を供給しています。
校正サービスのお問い合わせ、お申し込みは、計量標準総合センターの校正・依頼試験のページをご覧ください。

硬さ分野

■ロックウェル硬さ標準

ロックウェル硬さ試験は数値での直接読取が可能な測定法であり、自動車など工業界で広く用いられる試験法です。NMIJでは主に鉄鋼材に適用されるロックウェルCスケール硬さ標準、軟鉄や真鍮等に適用されるロックウェルBスケール硬さ標準の供給を行っています。

校正の種類 ロックウェル硬さ Cスケール
校正器物 ロックウェル硬さ標準片(Cスケール)
校正範囲 20 HRC-65 HRC

校正の種類 ロックウェル硬さ Bスケール
校正器物 ロックウェル硬さ標準片(Bスケール)
校正範囲 30 HRBW-100 HRBW
備考 圧子は超硬合金球圧子に限る

■ビッカース硬さ標準

ビッカース硬さ試験は試験力依存性が少なく、材料や厚み等の対応範囲が非常に広い試験法です。NMIJでは200 HV~900 HVの範囲で硬さ標準の供給を行っています。

校正の種類 ビッカース硬さ
校正器物 ビッカース硬さ標準片
校正範囲 200 HV-900 HV

■ブリネル硬さ標準

ブリネル硬さ試験は比較的大きな面積の平均的な硬さが求められる試験法です。NMIJでは主に柔らかい鉄鋼材に適用される200 HBW~500 HBWの範囲での標準供給を行っています。

校正の種類 ブリネル硬さ
校正器物 ブリネル硬さ標準片
校正範囲 200 HBW-500 HBW
備考 圧子は超硬合金球圧子に限る
試験力記号: HBW2.5/187.5-HBW10/3000


超音波分野


■超音波パワー標準

超音波パワーは、超音波振動子から放射される総エネルギーを示し、水中超音波の音場を評価する上で、音圧とともに重要な量です。NMIJでは、15 W以下の範囲に関しては電子天秤法を用いた「天秤法」で、15 W-100 Wの範囲に関しては水の発熱量から測定する「カロリメトリ法」により標準供給を行っています。

校正の種類  超音波パワー 
校正器物 超音波振動子(円形平面型振動子であること.
発振器,アンプを一体として校正する)
校正範囲 1 mW ≤ P ≤ 15 W (0.5 MHz ≤ f ≤ 15 MHz)
1 mW ≤ P ≤ 500 mW (15 MHz ≤ f ≤ 20 MHz)
15 W ≤ P ≤ 100 W (1 MHz ≤ f ≤ 3 MHz)
最高測定能力
(信頼の水準約95 %)
5 % - 12 % (1 mW ≤ P ≤ 15 W)
9 % (15 W ≤ P ≤ 100 W)
校正方法 IEC 61161 に準拠する天秤法及びカロリメトリ法


■超音波音圧標準(ハイドロホン自由音場感度校正)

ハイドロホンは、水中超音波の音圧を電圧に変換するデバイスです。このデバイスにより正確な音圧を測定するためには、電圧を音圧に変換する係数である自由音場感度が必要になります。NMIJでは、「相互校正法」および「レーザー干渉法」を用いて、自由音場感度の値付けを行っています。

校正の種類  超音波音場感度
校正器物 ハイドロホン
校正範囲 0.1 MHz ≤ f ≤ 40 MHz
最高測定能力
(信頼の水準約95 %)
10 % - 13 % (0.1 MHz ≤ f ≤ 1 MHz)
6.1 % - 8.8 % (0.5 MHz ≤ f ≤ 20 MHz)
13 % (21 MHz ≤ f ≤ 30 MHz)
17 % (31 MHz ≤ f ≤ 40 MHz)
校正方法 IEC 60565 (0.1 MHz - 1 MHz)及び IEC 62127-2
(0.5 MHz - 40 MHz)に準拠して絶対校正された
基準ハイドロホンとの比較校正




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