第15回 NMIJ国際計量標準シンポジウム
新時代を迎えた計量基本単位 - SI定義改定の総括とこれから -
~計測標準フォーラム第17回講演会 共催~
2019年5月20日、国際単位系(SI)の定義改定が行われました。7つのSI基本単位のうち、質量(kg)、電流(A)、熱力学温度(K)および物質量(mol)の、4つの単位の定義が、普遍性の高い物理定数に基づく定義に変更されました。これまで唯一人工的な器物を基準にして定義されていた質量も、物理定数に基づいた定義になりました。
本シンポジウムでは、ドイツ物理工学研究所(PTB)所長 Joachim Hermann Ullrich 博士をお招きし、SI定義の改定に関わる情報と、定義改定がイノベーション、科学にどのような影響を及ぼすか、ご講演をいただきます。また、国内から、大学と企業の視点から、SIの改定がもたらす効果について、ご講演いただきます。さらに、産総研から、質量、熱力学温度、物質量の単位の定義改定について、解説いたします。
これまで、SIの定義改定について、5回の講演会を開催してきましたが、今回は総括とこれからにフォーカスします。是非ご参加ください。
開催概要
主催 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 計量標準総合センター 計測標準フォーラム |
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日時 場所 |
2020年2月21日(金)13:00-16:50 TKPガーデンシティPREMIUM神保町 定員:150名 事前申し込み:以下の問い合わせメールアドレスに、必要事項を記載し、ご送付ください。 定員になりましたので、受付を締め切らせていただきました。また、当日受付はいたしません。 |
お問合せ先 |
計量標準総合センター 計量標準普及センター 計量標準調査室 Eメール:jmf-2019-ml*aist.go.jp(*を@に変更して使用してください。) |
プログラム
時間 | 講演タイトル・概要 | 講演者 | 所属・役職 |
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13:00-13:05 | 開会挨拶 | 四角目 和広 |
計測標準フォーラム代表 (一財)化学物質評価研究機構 理事 |
13:05-13:10 | 来賓挨拶 | 阿部 一貴 | 経済産業省 産業技術環境局 計量行政室長 |
13:10-13:25 |
【イントロダクション】 「本講演会の背景」 |
臼田 孝 | 産業技術総合研究所 計量標準総合センター長(CIPM 委員 委員会幹事) |
13:25-14:25 |
【基調講演】 「The revised SI for innovation,scienceand the second quantum revolution」 (逐次通訳) |
Joachim Hermann Ullrich | ドイツ物理工学研究所(PTB) 所長 |
14:25-14:55 |
【招待講演】 「SDGs達成に貢献するセンシング技術を支える計量標準」 |
本多 敏 |
慶應義塾大学理工学部 名誉教授 SI定義改定プロモーション委員会 委員長 |
14:55-15:15 | 休憩 | ||
15:15-15:35 |
【講演】 「130年ぶりとなるキログラムの定義改定」 |
藤井 賢一 |
産業技術総合研究所 計量標準総合センター 工学計測標準研究部門 首席研究員 |
15:35-15:55 |
【講演】 「ケルビンの定義改定とこれからの熱力学温度測定」 |
山田 善郎 |
産業技術総合研究所 計量標準総合センター 物理計測標準研究部門 首席研究員 |
15:55-16:15 |
【講演】 「モルと化学標準物質」 |
高津 章子 |
産業技術総合研究所 計量標準総合センター 物質計測標準研究部門長 |
16:15-16:45 |
【招待講演】 「さらなる計量結果の信頼性の確保に向けて-質量-」 |
高柳 庸一郎 |
メトラー・トレド株式会社 計量計測ビジネスユニット マネージャー |
16:45-16:50 | 閉会挨拶 | 小畠 時彦 |
計測標準フォーラム副代表 産業技術総合研究所 計量標準総合センター 計量標準普及センター長 |