国際単位系(SI)の話

単位系の確立と国際的な普及を目的として、1875年5月20日パリで、17カ国の代表により締結されて生まれたのが「メートル条約」です。
このメートル条約組織の最高機関である 国際度量衡総会(CGPM)において、実用的な単位系として、1960年に国際単位系“Le Système International d'Unitès”という名称と略称SIが採用されました。
国際単位系(SI)は七つの量、時間、長さ、質量、電流、熱力学温度、物質量及び光度について明確に定義された単位、秒(s)、メートル(m)、キログラム(kg)、アンペア(A)、ケルビン(K)、モル(mol)、カンデラ(cd)を基礎として構築されています。また、SIは、常に、その時々の最新の科学技術の進展を取り込みながら進化しています。
ここでは、SIの改定に関する説明や最新情報を紹介します。

2019年5月20日のSI定義改定について

特に質量の単位kg(キログラム)の定義改定について、わかりやすく解説しています。

SI文書第9版(2019)日本語版及び関連資料(PDF版がダウンロードできます)

国際単位系(SI)基本単位の定義改定と計量標準

2019年のSI定義改定に関して、7つの基本単位のそれぞれについての解説記事です。また、国際度量衡局(BIPM)が2019年に刊行した「The International System of Units, 9th edition」の日本語版「SI文書第9版(2019)日本語版」もご覧いただけます。

SIパンフレット

SIパンフレット

国際単位系(SI)の定義に関する国際文書(SI Brochure第9版)に記載されている単位と量の表記方法のポイントを説明したパンフレットです。
SIは、常に、その時々の最新の技術の進展を取り込みながら進化してきた、科学技術、産業、取引において全世界共通で使用できる実用的な単位系で、7つの基本単位と組立単位、接頭語で構成されます。

個人での使用および教育・研修での使用など、営利目的でなければ、許諾の必要はなく、印刷、配布していただいてかまいません。

SIポスター

SIポスター

SI基本単位の定義、基本単位と組立単位の関係を示したポスターです。

個人での使用および教育・研修での使用など、営利目的でなければ、許諾の必要はなく、印刷、配布していただいてかまいません。

日本国キログラム原器紹介 2021/10/20 撮影