粒子計測研究グループ

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研究テーマ

当グループの主な研究テーマを紹介します。

気中計測技術にもとづく粒径標準

粒径分布幅
  • 気中計測技術にもとづく粒径高精度値付け法を開発
    • 計数ミリカン法(100 nm~1 µm)
    • 電気移動度法(20 nm~300 nm)
    • 粒径分布幅の評価

気中粒子の粒子数濃度標準

CPC
  • エアロゾル・エレクトロメータを使用
  • 帯電粒子の電荷量濃度を測定し、粒子数濃度(cm-3)を算出
  • 自動車ナノ粒子計測、レーザプリンタ・ナノ粒子計測、クリーンルーム用OPC校正などに。

発生器型の気中粒子数濃度標準

inkjet
インクジェットエアロゾル発生器
製造元:(株)汀線科学研究所

  • インクジェット技術を応用したエアロゾル発生器を開発(左図)
  • 粒径 0.5 μm~10 μm の範囲で粒径が揃ったエアロゾル粒子を一定の頻度で発生
  • 光散乱式気中パーティクルカウンタの計数効率評価に最適
  • PM2.5分粒部(インパクタやサイクロン)の評価に利用可能
  • 標準粒子、蛍光粒子、微生物などのエアロゾル化にも応用可能
SEM images (左)インクジェットエアロゾル発生器で生成した単分散粒子の例

液中粒子の粒子数濃度標準

FCM
  • 全数計数型フローサイトメータと電子顕微鏡を併用
  • 試料管中の全粒子数を光散乱法により計数
  • 粒径0.5 μm~10 μmにおける標準
  • 校正サービスを提供: 注射剤の汚染状態管理、血球計数、超純水や洗浄液の清浄度管理などに。

粒子径標準物質の開発

DLSFFF
  • 動的光散乱法(DLS)と流動場分離法(FFF)により世界で初めて粒子径ならびに粒子径分布を値づけられた粒子径分布標準物質を開発

高分子標準の開発

無機標準

  • 高分子分子量標準物質を開発
    • ポリスチレン 500, 1000, 2400, 8500, 多分散品
    • ポリエチレングリコール 400, 1000, 1500
    • ポリエチレングリコールノニルフェニルエーテル

  • 単一重合度成分のみの標準物質を開発
    • ポリエチレングリコール 23量体(CRM 5011-a)
    • 超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)を使って単離

ガス吸着量標準の開発

無機標準
  • 比表面積(多点BET法)標準物質
  • 窒素吸着量の不確かさ評価

凝縮成長法による水分散

無機標準
  • 疎水性微粒子を水分散