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研究テーマRESEARCH TOPICS

1. 進行中のテーマ

 1-1. グループが恒常的に取り組んでいるテーマ

  ○新規分析手法の研究開発(本グループの研究業績はこちら
    抽出法、クリーンアップ法、機器分析法など
  ○ニーズに即した認証標準物質(CRMs)の開発と供給(本グループの標準物質はこちら
    主な測定対象物質(認証項目):残留農薬、ポリ塩化ビフェニル(PCBs)、有機ふっ素化合物群、樹脂添加剤、水分など
    主な試料マトリックス(形態):食品、底質、土壌、プラスチック、バイオ燃料、高純度化合物、標準液など
  ○技能試験試料への値の提供(詳細はこちら
  ○ラマン分光法および顕微ラマン法に関する標準化活動
    主な測定対象物質主な連携先: VAMAS TWA42(リンク先: http://www.vamas.org/twa42/index.html)、他国NMI、国内産業界など
  ○分析技術および開発した標準物質の国際整合性確保
    これまでに参加した国際比較(K:基幹比較、P:パイロットスタディ):
        CCQM-K168(トウモロコシ粉中のtrans-ゼアラレノン)
        CCQM-K146(オリーブオイル中のベンゾ[a]ピレン)
        CCQM-K131(アセトニトリル中のPAH分析), CCQM-K95(茶葉中の農薬分析), CCQM-P129(バイオエタノール燃料中のエタノールおよび水分分析),
        CCQM-P91(リンゴジュース中の農薬分析), CCQM-K50, P69(土壌・底質中のPAH分析), CCQM-P57, P67(生物組織/抽出液中のPCB分析),
        CCQM-K25(底質中のPCB分析), CCQM-K05, K21, P10, P21(魚油中の有機塩素系農薬類分析), CCQM-K55a-d, P20b-e(有機化合物の純度評価)
 ※詳細は国際度量衡局(BIPM)のKey Comparison Database (KCDB)をご参照ください。


 1-2. 外部資金による研究テーマ

  〇農業環境における残留性有機フッ素化合物の全容解明及び軽減方法の開発,科研費基盤(B),2022〜2024年度,山ア絵理子(分担)
  〇水だけを溶媒とするグリーンで迅速な食品残留分析技術の創出,科研費基盤(B),2021〜2024年度,大竹貴光(分担)
  〇人工知能網羅分析を用いたアジアにおける残留性有機フッ素化合物汚染解析,科研費国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)),2020〜2024年度,山ア絵理子(分担)
  〇食品衛生検査施設等の検査の信頼性確保に関する研究,厚生労働科学研究費,2020〜2022年度,大竹貴光(分担)


2. 完了した研究テーマ

 ◎科研費
  〇環境動態解明に資する塩素化パラフィンの成分組成及び毒性推定手法の開発,科研費基盤(C),2021〜2023年度,羽成修康(代表)
  〇ナノ気泡の物質分離機能を利用した圧力応答性クロマトグラフィーの開発,科研費若手,2021〜2022年度,中村圭介(代表)
  ○高温高圧水の活用による食品残留分析のグリーン化と迅速化,基盤研究(C),2018-2020年度, 大竹貴光(分担)
  ○顕微分光法による元素状炭素の特性評価と風化メカニズムの解明, 基盤研究(C), 2016〜2019年度, 伊藤信靖(代表)
  ○第三の極における強太陽光照射が有害物質長距離輸送に与える影響評価研究, 基盤研究(A) 海外学術調査, 2015〜2018年度, 羽成修康(分担)
  ○強太陽光環境下での塩素化ナフタレンの光分解挙動の実態把握, 基盤研究(C), 2015〜2018年度, 羽成修康(代表)
  ○土壌菌核が高濃度に含有するキノンの役割解明, 若手研究(B), 2013〜2015年度, 伊藤信靖(代表)
  ○新規シス/トランス異性体分離法の開発とそれを利用したトランス脂肪酸の高精度分析, 若手研究(B), 2012〜2013年度, 稲垣真輔(代表)
  ○環境動態解析のためのハロゲン化ナフタレン分析法の高度化, 若手研究(B), 2011〜2013年度, 羽成修康(代表)
  ○堆積物中ペリレンの新規指標物質としての確立と検証, 若手研究(B), 2011〜2012年度, 伊藤信靖(代表)
  ○米試料中農薬類のモニタリング調査, 若手研究(スタートアップ), 2007〜2008年度, 大竹貴光(代表)

 ◎財団等
  ○室内環境中ピレスロイド系及び有機リン系農薬の曝露評価のための基礎的研究, 住友財団 環境研究助成, 2012年度, 大竹貴光(代表)
  ○難揮発性有害物質のSI単位へのトレーサビリティを確保した純度評価方法の開発, 平成20年度CERI公募型研究助成, 2008年度, 羽成修康(代表)
  ○大気及び土壌汚染物質の超高温水クロマトグラフ分析法の開発, 鉄鋼業環境保全技術開発基金研究助成, 2002年度, 鎗田孝(代表)

 ◎他の公的資金
  〇ペルフルオロアルキル化合物「群」のマルチメディア迅速計測技術と環境修復材料の開発,環境研究総合推進費,2021〜2023年度,羽成修康,中村圭介(分担)
  ○省エネ製品開発の加速化に向けた複合計測分析システム研究開発事業(NEDO), 2018〜2020年度, 羽成修康, 伊藤信靖(分担)
  ○検査機関の信頼性確保に関する研究, 厚生労働科学研究費, 2014〜2016年度, 鎗田孝(分担)
  ○廃電気電子機器中の難燃剤の環境挙動予測評価による適正管理技術の確立に関する研究, 環境研究総合推進費補助金, 2013〜2015年度, 羽成修康(代表)
  ○バイオディーゼル燃料認証標準物質の開発, 経産省日米等エネルギー技術開発協力事業(クリーンエネルギー利用技術及び評価技術の開発), 2013〜2014年度,
      沼田雅彦(分担), 成果:CRM8302-a
  ○検査機関の信頼性確保に関する研究, 厚生労働科学研究費, 2013年度, 鎗田孝(分担)
  ○輸出農産物・食品中残留農薬検査の分析精度確保のための認証標準物質開発, 新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業, 2009〜2011年度,
      鎗田孝(代表), 成果:CRM7507-a〜7510-a
  ○食品分析精度管理用標準物質の研究開発, 中小企業知的基盤整備事業, 2006〜2007年度, 鎗田孝(代表), 成果:CRM7507-a〜7510-a

 ◎他機関(グループ)と共同で行ったテーマ
  ○有機汚染物質分析用の血清標準物質開発に関する共同研究, 国立研究開発法人 国立環境研究所, 2014〜2015年度, 大竹貴光(代表), 沼田雅彦, 成果:CRM7407-a

 ◎企業との共同研究
  ○電気・電子製品及びシステムの環境規格標準化に資する塩素化パラフィン分析方法に関する研究,2023,羽成修康(代表)
  ○ポストカラム反応2次元GCを用いた混合物リスク評価のための定量精度向上に関する研究,2019〜2023,羽成修康(分担)
  ○Researc into chemical methods for food safety studies of polymer food contact materials,2020-2022,羽成修康(代表),伊藤信靖,大竹貴光,中村圭介
  ○抱合体を含む代謝物分析のためのハイスループット自動前処理システムの開発(和歌山県未来企業育成事業), 2019年度, 大竹貴光(分担)
  ○微量水分測定装置の検証および低濃度水分標準液値付け技術の開発,2016年度〜2017年度, 沼田雅彦(代表),稲垣真輔,朝海敏昭, 鈴木俊宏,下坂琢哉,
      成果:CRM4229-aの開発および高感度水分計の製品化への貢献
  ○水標準物質の開発に関する研究, 2012年度〜2013年度, 沼田雅彦(代表),稲垣真輔,羽成修康,朝海敏昭, 成果:CRM4222-a
  ○加熱脱着装置を使用した固体試料に対するスクリーニング手法の確立, 2008年度〜2012年度, 伊藤信靖
  ○有機汚染物質等分離用クロマトグラフィー担体の実用化研究(特許実用化共同研究), 2006〜2008年度, 沼田雅彦(代表),
      成果:PCB分離用担体Supelclean Sulfoxide/Supelco社による製品化