★「PFAS対策技術コンソーシアム分科会のお知らせ」
PFAS対策技術コンソーシアムは、産業界、研究機関、政府所管が一堂に会する、産学官の情報交換の場であり、従来の勉強会よりも大きな波及効果が期待できます。その一方で、全員が会する場では、発言を控える傾向があるため、会員の種類に応じた分科会の開催について、一部の会員様よりご提案がありました。
このため、今後、会員様のご要望により臨時分科会を行うこととします。 発起会員のご要望により賛同会員を募集し、特定の会員ニーズに役立つ専門家会議などを予定しますので、積極的なご提案を事務局までお知らせください。既に二件の分科会を検討中です。
★「欧州PFAS研究組織との国際マッチングについて」
この度、PFAS対策技術コンソーシアム会員団体と欧州PFAS研究組織(オレブロ大学、スウェーデン地質調査所他)との国際マッチングに成功(現在、欧州側プロジェクト申請中)しました。これにより、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約に非常に近い、欧州のPFAS専門家に当該コンソーシアム会員団体が開発したPFAS関連技術について評価してもらう事が可能になります。
日本発の新技術が欧州で採用されれば「国内PFAS研究の失われた15年」を取り戻す近道ですので、自社技術の世界展開等をお考えの会員様は「国際マッチング希望」と事務局までお知らせください。ヒアリング後、適した専門家を紹介させていただきます。
★「土壌中PFAS除去技術実証試験の結果について」
昨年10月に行った「土壌中PFAS除去技術実証試験」は無事終了し、参加機関においてISO 21675を用いた測定を行っていただいております。その中間結果から、日本の土壌においても「PFAS吸着剤土壌注入技術」によってPFAS漏洩を防止できることが判明しました。さらに、会員サービスとして行った「23種類のPFAS吸着剤性能評価試験」から、ISO/TC147/WG33/WD
18127にも使用可能なフッ素ブランクの低いPFAS吸着剤も特定できました。詳細については試験参加機関の承諾が得られる形でPFAS対策技術コンソーシアム内での共有を検討しております。
また、データベースとして公開している、さらに先進的なPFAS対策技術についても、会員ニーズに応じて技術移転が可能ですので、事務局までお知らせください。
加えて、6月以降に予定する「TOP assay・ISO/TC147/WG33/WD 18127等、マスバランス解析技術実習と国外専門家招へい」等、「PFAS対策技術コンソーシアム発の新技術」の実用化、国際普及について会員の皆様の積極的なご参加を頂ければ幸いです。
更新日:令和5年3月28日
講演日時: 3月9日(木曜日)13:00-15:30 Microsoft Teams
3月の会員向け講演会では下記三件を予定しております。
★「0.004ng/LのPFAS測定を可能にするための精度管理技術とは ?」
産総研では2004年の時点でPFOS, PFOAの高感度測定(それぞれ検出限界0.0008ng/L、0.005ng/L)を実現しており、最新技術ではPFOAの常用測定感度は0.002ng/Lで測定している。超高感度測定を実現するためにどのような精度管理技術が必要かを説明する。
参考文献
・ペルフルオロアルキル化合物の国際標準規格と今後の展望 (谷保ほか、環境技術、51(5)、2022)
・外洋海水中ペルフルオロ化合物微量分析のための固相抽出法の開発 (山﨑ほか、分析化学、64(10)、2015)
・Analysis of perfluorinated acids at parts-per-quadrillion levels in seawater
using liquid chromatography-tandem mass spectrometry. Environ. Sci. Technol.
2004. 38(21): p. 5522-5528.
★「PFAS標準物質の現状」
正確な分析値を得るためには、校正用標準物質と組成標準物質の併用が望ましいが、PFASは対象物質数が多く、利用できる標準物質数が限られている。国家計量標準機関である産総研計量標準総合センターでは幾つかのPFAS標準物質を世界に先駆けて開発してきたので、その紹介及び他国を含めたPFAS標準物質の現状について説明する。
参考文献
・Development of a certified reference material for the determination of
perfluorooctanoic acid (Hanari et al., Accred. Qual. Assur. 2014, 19, 391-396)
・Certified calibration solution reference material for the determination
of perfluorooctane sulfonate from the National Metrology Institute of Japan
(NMIJ) (Hanari et al., Intern. J. Environ. Anal. Chem. 2013, 93, 692-705)
★「PFASの人工知能網羅分析技術とは ?」
環境研究総合推進費S評価の理由でもある、世界最先端の中国人工知能技術(予測解析、自己進化型ライブラリー他)と、産総研が世界をリードするISO国際標準規格の融合により実現した「PFASの人工知能網羅分析技術」について、基本的な考え方や、現在公表可能な成果について説明する。
参考文献
・Nontarget discovery of per- and polyfluoroalkyl substances in atmospheric
particulate matter and gaseous phase using cryogenic air sampler (Yu et
al., Environ. Sci. Technol. 2020, 54, 6, 3103–3113)
・Suspect and nontarget screening of per- and polyfluoroalkyl substances
in wastewater from a fluorochemical manufacturing park (Wang et al., Environ.
Sci. Technol. 2018, 52, 19, 11007–11016)
更新日:令和5年2月6日
講演日時: 11月21日(月曜日)13:00-15:00 Microsoft Teams イベント
講演1. 「スウェーデン軍等によるAFFF汚染環境修復技術について(抜粋版)」
講演者:Lutz Ahrens博士(スウェーデン農業科学大学)及び産総研
講演2. 「PFASの問題解決に関する複数の視点からのアプローチ」
講演者:殷 熙洙博士(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 基盤技術研究本部 高度分析研究センター 環境化学物質分析ユニット 上級研究員)
今回の特別講演会は「どなたでも」視聴できますので、下記よりご参加ください。
「PFAS対策技術コンソーシアム特別講演会(11月21日)」
(こちらをクリック)
MicrosoftTeams特別講演会内容は今後のコンソーシアム活動に役立てるために事務局で記録させていただきます。個人情報を特定する事はありませんが、不都合のある方は匿名のログイン(WEBよりゲストで入室)でお願いします。
講演日時 11月8日(火)14-15時
公益社団法人 応用物理学会 産学連携委員会 システムデバイスロードマップ産学連携委員会 (SDRJ) 様からのご依頼で講演を行います。
(詳細は下記参照)
https://www.sdrj.jp/(こちらをクリック)
・講演タイトル
国際的視点からのPFAS問題について
・講演者
山下信義 PFAS対策技術コンソーシアム会長
・講演概要
PFOSは過去、半導体製造フォトレジストなどに使われ、多くの企業で対策が進められた結果、直接の汚染は低減しましたが、PFAS問題としては前駆物質からの二次生成など、より複雑な研究に移行しています。
本講演では、PFAS研究の最新情報と環境修復技術の現状、ISO21675に代表される国際標準分析法、ストックホルム条約ガイドラインなど、国際的視点から説明します。
また時間が許せば2003年に国内で初めて開催された「PFOSコンソーシアム (産総研、経済産業省、日本化学工業協会、関連メーカー)」から現在までのPFAS対策の経緯についても概説します。
下記、PFAS対策技術コンソーシアムデータベースの一般向け講演を事前に視聴していただくと理解が深まります。
https://unit.aist.go.jp/mcml/rg-org/library_pfas.html(こちらをクリック)
次回会員向け講演会を11月2日(水曜日)に行います。 次回の講演会ではスウェーデンにおけるPFAS環境修復研究の中心人物の一人であるLutz
Ahrens博士他のご講演を予定しております。Ahrens博士は、PFAS対策技術コンソーシアムのスーパーバイザーとして国内PFAS汚染の現状視察と会員向け技術相談他に対応するために年内に来日を予定しております。
講演1. 「スウェーデン軍等によるAFFF汚染環境修復技術について」
講演者:Lutz Ahrens博士(スウェーデン農業科学大学)及び産総研
概要:Lutz Ahrens博士は、産総研招へい研究員として東京湾底質中のPFAS汚染の歴史的復元(2010年、https://doi.org/10.1016/j.chemosphere.2010.01.045)他の研究で博士号を取得し、カナダ環境省研究員、UNEPプログラムオフィサーアシスタントなどを経て現職。欧州で最も進んでいるAFFF環境修復技術について、スウェーデン軍の実例も交えて解説し、日本にどのような技術の導入が必要かについてもdiscussionを予定する。
Lutz Ahrens博士のホームページと関連プロジェクト
https://www.slu.se/en/ew-cv/lutz-ahrens/(こちらをクリック)
PERFORCE3
https://perforce3-itn.eu/(こちらをクリック)
StopPFAS
https://www.geo.uu.se/research/luval/disciplines/Hydrology/ongoing-research/geohydrology/pfa-remediation/(こちらをクリック)
PFASs-FREE:
https://www.slu.se/en/departments/aquatic-sciences-assessment/research/forskningsprojekt/active-research-projects/pfas/(こちらをクリック)
講演2. 「燃焼イオンクロマトグラフを用いたフッ素化合物分析の現状 – PFASリスク評価も含めた国際的ニーズ」
講演者:林 則夫 氏 (日東精工アナリテック株式会社)
概要: 2007年に産総研と三菱化学アナリテック(現日東精工アナリテック)が開発した超微量フッ素測定装置(AQF100F – AIST type)は、有機フッ素化合物のマスバランス研究領域の開拓につながり、最新装置であるAQF-2100Hは吸着体有機ハロゲン測定法の国際規格ISO/TC147/N2147の提案にもつながっている。特に5000種類を超えるPFAS類汚染の全体像を把握するためのマスバランス解析技術はTOP
assay法の開発を契機として世界的な注目を集めている。本講演では、国内には十分周知されていない、燃焼イオンクロマトグラフの様々な応用技術と国際的ニーズを中心に説明する。
本コンソーシアムでは、国内には周知されていないPFASの高度計測技術と環境修復技術について、国外で実用化されている具体的な技術・実例を紹介することで高い評価を受けております。これにより当該コンソーシアムの目標である「産総研関連の技術シーズと海外の最新研究成果を国内産業界・地方自治体等に普及させ、国内PFAS対策(計測・処理)技術の底上げを行うこと」の実現に近づいています。
今年度の目標である「技術相談/見学会の拡充」につづき、より具体的な「技術移転」の試みとして、環境創生研究部門が代表機関である環境研究総合推進費「ペルフルオロアルキル化合物「群」のマルチメディア迅速計測技術と環境修復材料の開発」において、土壌中PFAS除去技術実証試験(第二回分)を行います。これについて試験に参加して頂ける団体を募集しております。
下記内容になりますが、参加をご検討いただける団体様には、問い合わせよりお申し込みください。
【試験内容】
PFAS対策技術コンソーシアム第二回講演会「新機能性活性炭・電気/光化学技術を用いたPFAS処理技術開発」及び、第四回講演会「欧州における土壌及び水中PFAS処理技術の進展」で紹介された、液状PFAS吸着剤の土壌注入技術とPFAS安定化・除去効果の確認試験を実施します。試験に参加していただいた団体様には、本試験で検討する技術の詳細と評価試験結果などを標準操作手順書(SOP)として共有させていただきます。共有するSOPをもとに、皆様の今後の事業化に結び付けていただければ幸いです。また本試験結果をもとに地方自治体・政府事業等に応募される場合にも、引き続き技術的なサポートをさせていただきます。
【実施場所】 東京都内またはつくば市において実際の汚染土壌を想定 (産総研が手配)
【実施時期】 10月後半から今年度内
【実施期間】 一か月程度、現地参加者の従事時間は最長で三日程度
参加形態は基本的に下記のようになりますが、Teams面談により調整します。
・建設会社 (現場作業に必要な技術者派遣・機材貸与)
・分析機関 (処理前後の土壌試料・浸出水・灌漑水の分析)
・材料会社 (吸着剤の提供)
・その他の業種団体様からのご提案(データ解析・コンサルティング他)も歓迎します
申込締め切り 8月15日(月曜日)
・産総研の担当研究者
環境創生研究部門 谷保佐知
・問い合わせ先
M-PFAS-EMRI-ml"at"aist.go.jp (ご連絡の際は”at”を@に直してから送信してください)
・問い合わせ内容
土壌中PFAS除去技術実証試験(第二回分)に参加希望
6月6日の会員向け講演会内容はPFAS対策技術として既に事業化の端緒についています。そのため、現時点では一般公開は予定していませんが、会員向けリクエスト配信として再配信を予定しています。
また、コンソーシアムの今年度の目標として見学会・技術相談の拡充を目標にしており、下記を予定しています。
1. 見学会内容
最新のPFAS計測・処理技術やPFAS標準物質開発に関する実験室見学、及び必要に応じて座学。
予定時期:第一回見学会 10月予定。 第二回見学会 1月末または2月初旬予定。
2. 技術相談(PFAS吸着剤評価試験)
第二回及び第四回講演会で説明した44種類のPFAS吸着剤評価試験と同様の評価試験を、会員様ご提供の吸着剤について無償で実施します。
有償の技術コンサルティングの前に、お試しとして製品評価ができないかとの会員リクエストに対応しました。
活性炭・イオン交換樹脂・LDH他、
水溶液中でPFAS吸着能を評価できるものであれば種類は問いません。
ただし、試験数に限りがございますので、定員に達し次第受付を終了いたします。
会員向け講演会が6月6日(月曜日13時より)に決定しました。特に、今回はコロナ後の正常化の試みとしてオンサイトとMicrosoft Teams会議のHybrid形式で開催します。講演概要は下記になります。
講演タイトル : 「欧州における土壌及び水中PFAS処理技術の進展(Advancements in PFAS soil and water remediation
technologies in the EU)」
演者 : Mattias Sorengard博士(スウェーデン農業科学大学、英語講演、事務局による逐次通訳有)
講演概要 : 欧州で実用化されているPFAS処理技術(コンソーシアムデータベースの第二回講演会「新機能性活性炭・電気/光化学技術を用いたPFAS処理技術開発」→こちらをクリック)について、最新情報を含めてアップデートし、現在産総研と共同で開発している新技術の一部についても紹介する。
講演タイトル : 「高温高圧水を用いた先端フッ素材料の高効率分解・無機化反応の開発」
演者 : 堀 久男 教授(神奈川大学理学部)
講演概要 : 現在使用されつつある新しい機能性有機フッ素化合物(フッ素系イオン液体、フッ素テロマー化合物、フッ素ポリマー)について、比較的低温の亜臨界水を用いてフッ化物イオンまで効果的に分解・無機化する方法について紹介する。
また時間が許せば、世界で初めて開発に成功、4月28日に公開された、大気中PFASのマスバランス解析技術と、当該コンソーシアム事務局の谷保が第39回とやま賞を受賞した研究内容についても簡単に説明予定です。
・大気中PFASのマスバランス解析技術
Fluorine Mass Balance Analysis and Per- and Polyfluoroalkyl Substances
in the Atmosphere. Huiju Lin, Sachi Taniyasu, Eriko Yamazaki, Rongben Wu,
Paul K.S. Lam, Heesoo Eun, Nobuyoshi Yamashita, Journal of Hazardous Materials
(IF 10.58), Available online 28 April 2022, 129025, doi.org/10.1016/j.jhazmat.2022.129025,
論文ページはこちらをクリック
・第39回 とやま賞受賞
谷保佐知 産業技術総合研究所環境創生研究部門 環境計測技術研究グループ長
*とやま賞のホームページはこちらのリンクからご覧いただけます→第39回「とやま賞」受賞者の決定について(富山県公式HP)
・3月9日に開催した会員向け講演会のうち2件の抜粋版(一部sound only)をデータベースで公開します(4月20日公開予定)。→こちらをクリック
1) 「EU諸国におけるPFAS最新研究及び対策技術 (ノルウェー国立大気研究所」
2) 産総研におけるPFAS研究の歴史 A-18「Potential input of PFAS into the Japan Sea」(山崎ほか、DIOXIN2019、2019、Kyoto,
Japan)」
・Separation Scienceが5月4日に開催する「Global PFAS Testing Virtual Symposium」においてPFAS対策技術コンソーシアムより特別配信「Novel
Analytical Tools for Per- and Poly-fluoroalkyl Compounds and ISO21675,
Dr. Nobuyoshi Yamashita」を行います。英語の配信ですが、事前登録は下記よりお願いします。
※事前登録はこちらのリンクから→「Global PFAS Testing Virtual Symposium」
・6月上旬に予定する会員向け講演会では「コロナ以後」の正常化の試みとして、スウェーデン農業科学大学より招へい中のPFAS処理技術の専門家にリアルタイムで講演していただく予定です。特に対策立案が困難な汚染土壌処理技術についても最新情報を講演していただきます。
・3月9日開催予定の会員向け講演会では「EU諸国におけるPFAS最新研究及び対策技術 (ノルウェー国立大気研究所」と産総研におけるPFAS研究の歴史 A-18「Potential
input of PFAS into the Japan Sea」(山崎ほか、DIOXIN2019、2019、Kyoto, Japan)」他 を配信します。
・また、サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社様のご依頼により、環境分析Webセミナー 2022で「PFAS分析法の国際標準化と最新技術」について特別配信します。(開催日時:2022年4月21日(木)13:15~17:00、申込期限:2022年4月14日(木)17:00)
招待講演「PFAS分析法の国際標準化と最新技術」
講演日時:2022年4月21日14:50-15:20
演者:山下 信義(国立研究開発法人産業技術総合研究所 PFAS対策技術コンソーシアム 会長)
概要:ペルフルオロアルキル化合物(PFAS)分析法は、水試料についてはISO25101やISO21675により国際標準化が達成され、世界中のだれでも信頼性の確保された測定値を得ることが可能となりました。一方で大気中に存在する揮発性PFASについては、標準分析法が確立されておらず、一般/作業環境測定値の信頼性に乏しく、適切な対策立案が困難なままです。本講演ではPFAS分析法の国際標準化の現状と、揮発性PFAS分析最新技術について説明します。
※PFAS対策技術コンソーシアムからの特別配信です。
※※詳細はこちらのリンクから→「環境分析Webセミナー 2022」
PFAS対策技術コンソーシアム会員向け講演会及び打ち合わせ会議を11月24日に行いました。入会手続きが間に合わず、参加できなかった方にはお詫び申し上げます。
既に会員より再配信依頼を受けており「講演で説明されたPFAS最新技術はなぜ国内では知られていないのか?」「日本のガラパゴス化はここまで進んでいるのか」などのコメントをいただきました。事務局で検討した結果、運営会則に支障のない範囲で、会員向け講演会内容を一部抜粋して、一般公開することにしました。
また、運営会則に記載の通り、本コンソーシアムは令和6年3月31日までの3年間限定です。 3年間で「国内PFAS研究の失われた15年」を取り戻し、再び世界をリードできる最新技術を国内に普及する事が目標ですので、この機会に「最新のPFAS計測/処理技術の一端」に触れていただければ幸いです。
1. PFAS対策技術コンソーシアム打ち合わせ会議挨拶とPFAS関連認証標準物質について
2. 新機能性活性炭・電気/光化学技術を用いたPFAS処理技術開発(中国科学アカデミー・スウェーデン農業科学大学・産総研・材料/分析装置メーカー)
3. ストックホルム条約最新情報について(Global management of listed POP-PFASs in the Stockholm
Convention and some related research needs)(Roland Weber博士他、2021年版)
下記クリックで視聴可能(12月16日10時より公開予定)
(会員向け講演会内容の抜粋・修正版のため、大幅な省略、音声のみのスライドや、前後のつながりが悪い部分がありますが、これが仕様となります)
こちらをクリック(配信終了)
本コンソーシアム他の業務に従事するポスドク及び契約職員の募集を開始しました。 詳細は下記をご覧ください。
https://unit.aist.go.jp/hrd/keiyaku_koubo/tkb.html (環境創生研究部門)
PFAS対策技術コンソーシアム公開講演会(8月31日、 9月2日)について、「内容密度が高いので時間をかけて視聴したい」「平日は時間がとりにくい」「Microsoft Teams録画ができることを知らなかった(一時停止可能です)」等のご要望をいただいていますが、現在でも基本的に再視聴は可能です。不定期にサーバーから削除されますので、その際は再配信を検討します。
また、11月に予定している会員向け講演会は、リクエストの多かった下記4件より2件程度を配信予定です。現在日程調整中ですが、10月22日までにご入会済みの会員の要望を優先して決定させていただきます。入会手続きには二週間ほどお時間をいただく場合がございますので、参加をご希望の方はこの点にご留意いただいた上でお申し込みください。
会員向け講演会(11月予定・全て日本語翻訳付き)
1. 新機能性活性炭・電気/光化学技術を用いたPFAS処理技術開発(中国科学アカデミー・スウェーデン農業科学大学・産総研・材料/分析装置メーカー)
2. REACH対応超高感度フッ素分析装置を用いた「全てのPFASのマスバランス解析技術」(産総研・エーレブルー大学・トロント大学)
3. ストックホルム条約最新情報について(Roland Weber博士他、2021年版)
4. PFAS対策技術コンソーシアム設立記念講演会「The first international online seminar for the
PFAS consortium in Japan and Asian supporters」
8月31日と9月2日に開催したPFAS対策技術コンソーシアム公開講演会では、60名を超えるご参加をいただき、本コンソーシアムへの社会的注目度が大きいことを確認できました。講演の再配信リクエストもすでに受けていますが、今後は会員向け活動に移行します。11月に初回の会員向けMicrosoft
Teams講演会及び本コンソーシアム打ち合わせ会議を予定しています。会員用メーリングリストで別途ご連絡させていただきます。
下記は打ち合わせ議題の一例になります。会員用メーリングリストご登録の方は、どのようなコンソーシアム業務が国内で必要とされているか、ご意見をお寄せください。会員登録フォームを事務局にご送付の際に、メール本文にご記載いただけますと幸いです。本コンソーシアムに関するご意見であれば、どのようなものでも歓迎です。
1. 国内産業界・地方自治体に必要なPFAS情報・技術とは何か?
2. 産業界自主管理や技能試験にふさわしいPFAS組成標準物質・材料の開発について。
3. 会員向け無料技術相談制度について。
4. 本コンソーシアムデータベースへの拡充希望(国外最新動向・最新技術実用化の現状等・・・)。
5. 会員向け講演会の開催頻度またはリクエスト対応配信について。
6. その他のご要望。
PFAS対策技術コンソーシアム公開講演会を8月31日と9月2日の二回配信します。内容は二回とも同一です。下記リンクより参加してください。
# 出席者の活動レポート(Office365アカウント表示名・メールアドレス、使用ソフトウェア、参加時刻・退出時刻)を今後の配信の効率化のために、コンソーシアム解散まで事務局で保管させていただきますのでご了承ください。WEBブラウザで「匿名で参加」を使用するとOffice365アカウント表示名・メールアドレスは記録されません。
※ご記入いただいた個人情報につきましては、本コンソーシアムに関する事務連絡以外の目的で使用することはございません。
8月31日(火)13時-17時
こちらをクリック(配信終了)
9月2日(木)13時-17時
こちらをクリック(配信終了)
・「PFAS対策技術コンソーシアム」設立記念講演会「The first international online seminar for the
PFAS consortium in Japan and Asian supporters」が7月29日に開催されました。中国、韓国、インド、日本に加え、EU諸国からも特別参加があり、計15件の講演が行われました。特にストックホルム条約評価委員として著名なRoland
Weber博士と香港公開大学大学長Paul Lam博士よりコンソーシアム設立について祝辞を頂き、ストックホルム条約最新情報についてコンソーシアム発足メンバー内で共有する事が出来ました。本講演会内容は後日会員向けに配信予定です。
・8月30日から9月3日の間に公開予定の講演会内容を以下の様に決定しました。全て日本語翻訳または字幕付きです。Microsoft TeamsのURLは近日中に本ホームページで公開します。また、事前登録された方に限り、講演後二週間限定で、講演内容に関するご質問を受け付けますので、事務局までお知らせください。
1. ISO21675基礎講座(39種類のPFAS一斉分析技術の国際規格であるISO21675の導入を検討している方向け)
2. 「PFAS研究の過去・現在・未来」An update on legacy and emerging perfluoroalkyl substances(PFASs)
(Kurunthachalam Kannan博士によるダイオキシン国際会議(Krakow, 2018)基調講演内容に最新情報を加え再構成)
3. 大気試料低温捕集装置/ガス・粒子一斉捕集装置を用いた揮発性・不揮発性PFAS一斉分析技術(part 1), (環境研究総合推進費「残留性有機フッ素化合物群の
全球動態解明のための海洋科学的研究」・戦略的基盤技術高度化支援事業「樹脂/金属接合技術を用いた大気中全マトリクス捕集装置の開発」他、
国家プロジェクト研究成果の社会実装)
・今年後半から開始する会員向けサービスでは下記を予定しています。
ISO21675応用講座(上記国際規格ISO21675(水質試料用)を応用し、土壌・食品・製品などの高感度分析を可能にする応用技術)、新機能性活性炭材料を用いたPFAS処理技術(スウェーデン農業科学大学/産総研)、REACH対応高感度総フッ素分析技術、大気試料低温捕集装置/ガス・粒子一斉捕集装置を用いた揮発性・不揮発性PFAS一斉分析技術(part
2)、人工知能網羅分析技術を用いた大気中PFAS一斉分析技術、中国における最新PFAS研究、他。
・「PFAS対策技術コンソーシアム」設立記念として「The first international online seminar for the
PFAS consortium in Japan and Asian supporters」が7月29日に開催されます。非公開ですが、後日会員向けに配信予定です。
・ダイオキシン国際会議2021(西安)の翌週、8月30日から9月3日の間に公開講演会をMicrosoft Teamsで配信します。プログラムは近日公開予定です。どなたでも参加できますが、参加人数によっては回線品質維持のために参加を制限する場合もあります。参加をご希望の方は、プログラム公開後に本コンソーシアム事務局まで事前登録をお願いします。【事務局メールアドレス:m-pfas_consortium-ml"at"aist.go.jp(ご連絡の際は”at”を@に直してから送信してください)】