PD Courseイノベーション人材育成コース

About

「イノベーション人材育成コース」は、博士号取得者(募集時取得見込みの方を含む)を対象とした1年間のコースです。
期間中は産総研特別研究員(第1号契約職員、ポストドクター)として雇用されます。
高度で専門的な知識と技能を活かしつつ社会の様々な課題に挑戦してイノベーションを起こす研究者となることを目指して、
ユニークな講義・演習、協力企業での長期研修、産総研での最先端研究に取り組んでいただきます。

1年間のカリキュラム

イノベーションスクールイメージ
イノベーションスクール 産総研のポスドクとして1年間雇用
講義・演習イメージ
講義・演習企業の研究開発、知財、異分野コミュニケーションなど
産総研での研究イメージ
産総研での研究配属された研究現場で最先端の研究を実践
企業での研究イメージ
企業での研究(2ヵ月以上のインターンシップ)
企業現場での研究開発の実践
産業界ニーズの把握
産業社会への応用力向上
キャリア開発支援イメージ
キャリア開発支援企業との交流会
修了生との交流
キャリア相談
人的ネットワーク形成イメージ
人的ネットワーク形成修了生ー研修生ー産総研ー研修先企業等を結ぶ絆
広く社会で活躍イメージ
広く社会で活躍民間企業
公的研究機関・大学等
Lecture/Workshop

Lecture/Workshop

講義・演習

講義・演習では入校直後の4月~6月に10日間程度のプログラムを実施しています。
「研究力」、「連携力」、「人間力」の3つの力を磨くことで広い視野で自己の可能性について考える力を学ぶとともに、社会で即戦力として活躍するための知識を身につけます。

3つの力を学び育てる
イノベーション人材育成コースでの講義
OJT

OJT

企業研修

スクール生が希望する企業で2ヶ月から数ヶ月間の長期研修を行います。企業での課題の設定方法、基礎から製品化研究の実態、研究業務マネージメントなどについて現場で体験し学んでいただきます。
これまで約200社で300名を超えるスクール生が研修を実施しました。本コースの修了生のうち約4割の方が民間企業に就業しており、その半数は研修先の企業に就職しています。

研修先企業(224社)(2020年度修了時点)

業種別
従業員数別
企業研修制度
Research

Research

研究

イノベーション人材育成コース生は産総研特別研究員(第1号契約職員)として雇用され、産総研研究者の指導の下で研究活動に従事します。
具体的な研究課題については、指導する研究者と相談して決めていただきます。応募のために受入責任者を探す場合は産総研内の各研究ユニットのホームページをご利用下さい。探し方などでお困りの場合は、スクール事務局にご相談ください。

産総研公式HP

message

修了生からのメッセージ

姫野さん
姫野さん 1年間で2社の企業OJTを受けるという貴重な経験ができ、製品化のプロセスやビジョンなど、それぞれの企業の良さを明確に把握できたと思います。 高い志と強い信念を持って仕事をされている方々と出会い、私も自分の経験や知識を社会に還元したいと志を新たにしました。 また、異分野の友人がたくさんできたことは私の一生の財産です。いつの日か一緒に仕事をする日を夢見て精進します。
西田さん
西田さん 印象に残っているのは、イノベーションスクール生の有志と連携し、福島県の現地調査会や、産総研の一般公開での科学体験実験など、 自主企画を実現できたことです。科学コミュニケーション能力や企画力を磨くことができ、ここでの貴重な経験はこれからの人生にプラスになると思います。
上村さん
上村さん 講義・演習や研究以外の部分でも、自発的に企画を提案することができ、自分を売り込む訓練ができたことに手応えを感じています。 企業OJTでは積極的に自分をアピールしたり主体的に挑戦し、就職を決めることができました。同期生はさまざまな分野に進むことになりますが、 今後も連絡を取り合い情報交換ができればと思っています。
朱さん
朱さん 中国から筑波大学に留学し、3年間の博士課程を修了した後イノベーションスクールに参加しました。日本の企業に就職し、日本で研究を続けるのが目標です。 この1年間、産総研での研究指導や企業OJTなど、たくさんのチャンスを与えていただき、とても成長することができました。
佐藤さん
佐藤さん イノベーションスクール生の自主企画で、福島県の現地調査会を実地しました。産総研の福島再生可能エネルギー研究所をはじめ、 公設試験場や民間企業の訪問、被災地の視察を行う中で、現地に足を運んだからこそ気付けたことがたくさんあります。 こうした自主企画の実現をサポートしてくれるのは最大の魅力であり、さまざまな経験を通して人脈や考え方が大きく広がりました。
李さん
李さん 韓国から北見工業大学に留学し、博士課程とポスドクの計4年間は産総研と共同研究をしてきました。 一番良かったのは、異分野の知り合いがたくさんできたことです。実際にイノベーションを起こす、自分が何かを研究開発する段階では、 異分野との融合は非常に重要となるからです。研究者として必要なことをたくさん学び、さらに企業OJT先への就職も決まり、とても感謝しています。

Recruitment

募集

イノベーション人材育成コースの公募から選考までのおおよその流れは以下のとおりです。

  • STEP.01公募
    11月1日(水)~翌年1月5日(金)
  • STEP.02書類選考
    1月中旬
  • STEP.03面接審査
    1月中旬~2月上旬
  • STEP.04採用者決定
    2月上旬~中旬
  • STEP.05入校
    4月
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