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Messageスクール長挨拶

スクール長

産総研フェロー
イノベーションスクール長
加藤一実

産総研は2008年に若手博士人材(ポスドク)の育成のためにイノベーションスクールを開設しました。その後、2014年に、ポスドクを対象としたイノベーション人材育成コースに加え、大学院生を対象とした研究基礎力育成コースを開講しました。両コースにおいて共通して鍛える力は、研究力、連携力、人間力です。
社会が抱える問題は、エネルギー・環境対策、超高齢化・少子化対策、国土インフラの老朽化対策に加え、近年のパンデミックや国際緊張関係など、多種多様で複雑化しています。このような状況の下で、研究者が細分化された専門領域に閉じこもっていては、これらの難解な社会問題に立ち向かい、現状分析に基づいて課題を設定し、解決を導き、あるべき姿の実現やイノベーションを創出することができません。
イノベーションスクール生は、産総研の研究現場でそれぞれの研究課題に取り組みながら、技術経営の基礎や企業の研究開発に関する講義を受けます。イノベーション人材育成コースでは、企業の現場に滞在して実際に企業の研究開発を学びます。また、専門領域が異なる同期生たちと講義や演習を通して視野を拡げ、二つのコースや同窓会を介して縦横の人的ネットワークを構築する機会を持ちます。これらの経験を通して、専門領域を越えて広い分野に関心を拡げ、コミュニケーション能力を高め、自己の新たな可能性を発見します。そして、スクール修了後には、企業をはじめ大学、公的研究機関など社会の中で広く活躍の場を見出すことが期待されます。これまでに総勢800名以上の若手研究者がスクールを修了し、スクールで磨いた三つの力を現実社会において実践し、活動しています。
最後に、将来の我が国を担う若手研究人材を育成する本スクールの趣旨と、意欲ある博士人材の持つ大きな可能性をご理解いただき、企業の皆様には、スクール生の企業研修へのご協力を頂けますよう、大学、公的研究機関の皆様には、経済、産業および社会の発展に繋げる研究力を強化するためにスクールを一層ご活用頂けますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

イノベーションスクールとは

Report実績報告

産総研イノベーションスクールは16期生までの合計で556名の研究人材を育てました。これら修了生の内ポスドク研究員は355名で、その約71%が正規就業しました。通常ポスドクの民間企業への就業率は6%程度(文部科学省科学技術政策研究所調べ(2014年5月))である一方、スクール修了生の民間企業への就業率は約44%と非常に高い割合となっています。

企業研修と就業の実績:1~16期ポスドク生実績

研修先企業(249社)

研修先企業(業種別)
研修先企業(従業員数別)

就業状況(355名)

就業状況

未定等には、育児、介護等により就業予定のないものも含む。

Accessアクセス

アクセスマップ

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Contactお問い合わせ

お問い合わせ先

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 イノベーションスクール事務局
〒305-8560 茨城県つくば市梅園1-1-1 中央事業所 つくば本部・情報技術共同研究棟
電話:029-862-6418
Eメール:school-jimukyoku-ml@aist.go.jp
※@を全角から半角に変えてご利用ください。