Theme個別研究課題

電磁成形技術の開発

  • 電磁成形装置
  • 電磁成形加工の模式図
  • 電磁接合の原理

研究の目的

電磁成形とは、電磁力による高速塑性変形を行う衝撃加工法の一つです。本研究グループでは、この手法を用いた高速成形技術の最適化を行うとともに、異種材を用いた高速接合技術の開発を行っています。

研究の成果

電磁成形とは、コイルに大電流を流し磁場を発生させることにより、コイル近傍に設置した導電材料に誘導電流を誘発し、電磁力を作用させることで成形を行う加工技術です。この成形手法では、縮管・拡管、フランジ加工やその組み合わせによる締結など、コイル形状を変更することにより様々な形状への加工することができます。また、その応用として、接合加工に適用し、炭素繊維強化プラスチックと金属との異種材接合に取り組んでいます。これらの加工最適化のため、加工性や成形性と機械的特性、有限要素法を用いた成形シミュレーションを評価することで、加工メカニズムを解明することを行っています。