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「資源循環技術」を切り口に、産総研の研究者を仮想的に束ねて見える化

-具体的にはどのような取組を行うのですか?


  産総研では、多岐にわたる研究が進められています。その中で「資源循環技術」に関する研究は、「資源循環利用技術研究ラボ」や「ゼロエミッション国際共同研究センター」、「地質調査総合センター」などで行われています。その他にも資源循環技術に関する各種分析や情報の見える化等を研究している研究者がたくさんいます。東北センターは資源循環技術に関連する研究者のポータルとして活動することを考えています。


-それでは、これまで東北センターが看板研究テーマとして掲げていた「化学ものづくり」をやめて、全国から資源循環技術に関する研究者を東北センターに集め資源循環に関する研究のみを行う、という意味ではないのですね?


 はい。東北センターは「資源循環技術」を第5期のスローガンに掲げましたが、もちろん、産総研全体の他分野の技術に関するご相談も引き続き喜んでお受けいたしますし、東北センターに配置されている化学プロセス研究部門における「化学ものづくり」研究についてのご相談への対応あるいは連携構築も変わらず推進して参ります。
 また、「資源循環技術」を看板に掲げていますが、産総研全体の資源循環技術関連の研究者を東北センターに一堂に集めるというわけではなく、あくまでも、「資源循環技術」という角度から仮想的に産総研の研究者を束ねて「見える化」を進めていく、ということです。
 企業から資源循環技術に関するご相談をいただいた時、産総研全体の資源循環技術の研究者の中から最も適した研究者を選び、ご紹介する。そのようなアプローチを考えています。そのために産総研の資源循環技術に関するデータベースを構築することを考えています。
 例えるならば、全国の産総研にある満天の星の中から、キラキラと「資源循環」色に輝く星たちを束ねて「資源循環」の星座をつくる、プラネタリウムのナビゲーターのような役割を東北センターが担うイメージです。つまり、「スポットライトの当て方が少し変わった」とご理解いただければよいでしょう。

“よってたかって”企業の発展を支援

-最後に、読者の方へ届けたい想いをお聞かせください。


 産業を発展させる一番の大本は、企業の皆様です。産学官金の支援組織の皆様とともに、 “よってたかって”支援していくことで、企業の皆様に発展いただき、ひいては産業の発展を目指していきたいと考えています。資源循環技術に限らず、まずはご遠慮なくご連絡いただき、産総研をご活用いただければ幸いです。


-伊藤さん、ありがとうございました。


東北センター伊藤所長の写真

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