産総研 東北 Newsletter
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 総合アウトドアアクティビティ部は東北センターで働く方々の親睦と健康の増進を主たる目的として(現)先進機能材料チーム長、蛯名武雄氏により創設されました。活動種目などを絞らずに「アウトドア」と命名した背景には、一人でも多くの方に参加して欲しいとの希望が込められています。部には常勤・契約職員以外にフェローや民間企業の研究者の方にも入っていただいており、2010年12月の時点で会員は24名です。また当サークルの特色の一つには活動に会員以外の参加が多いことがあげられ、家族連れ、友人連れで芋煮会などに気軽に来ていただいています。また会員の自主性を尊重し個人の創意と発案により独自の活動を行なう部員が多いことも特徴で、これまでにもマラソン大会参加、泉ヶ岳ハイキング、秘湯湯治の旅、くりはら田園鉄道&細倉鉱山ツアー等、種々のユニークな行事が行なわれました。主な恒例行事には、春のお花見、山菜採り、夏の暑気払い、秋の芋煮会、年末の忘年会等があります。近年は平均年齢の上昇に伴って以前ほど活発にイベントを行なえていない傾向もありますので、引き続き新入部員を勧誘して活性化を図りたいところです。名前がアウトドアなのに「インドアで飲んでばかりいる」と言われないようにがんばりたいと思います。  昨年秋には3回の芋煮会を行ないました(宮城風、山形風そして秋田風)。昨年は特に寒暖の差が大きく、奥新川の紅葉も色鮮やかで見事でした。また栗原市では月1回の「くりでん乗車会」が始まり、鉄道好きの部員が参加してきました。今後も種々のイベントを考えたく思いますので、総合アウトドアアクティビティ部にご支援とご協力をどうぞよろしくお願い致します。

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仙台市秋保二口渓谷での芋煮会

研究キーワード 新連載となるこのコーナーでは
今号に掲載された専門用語を簡単に解説します。
キーワード
 比較的大きな生体分子に蛍光色素を結合させ、特殊な顕微鏡を用いて生体一分子の検出や挙動の観察・測定をすることです。

キーワード
 人間の手や上肢と同等の機能を持たせ、人間の作業を代替させる機械(マニピュレーター)を用いて離れた場所から操作する技術です。とくに、顕微鏡下で微細な作業をする場合には精密な動作ができるマイクロマニピュレーターが用いられます。

キーワード
(ニュースレターNo.27参照)

キーワード
 微細加工技術を用いて作製される、断面積がおよそ1mm2以下の空間に酵素を固定し、化学反応を連続的に行なう反応装置です。、

キーワード
 原料を一定量の容器に入れてその中で化学反応を行ない、反応生成物を取り出した後、また、原料を入れて同じ反応を行なうような、不連続に行なう反応方式のことです。一方、流通式反応のように連続して反応を進めることを連続式反応といいます。
キーワード
 2つの色素分子を近づけたとき、これらの間で励起エネルギーが、電子の共鳴により直接移動することで、一方の分子で吸収された光のエネルギーによって他方の分子から蛍光が放射される現象です。特に分子間距離が1〜10nm程度になると、エネルギーの移動で発光することから、分子生物学などでは蛋白質間相互作用(結合)の検出に利用されます。同じ原理で、蛍光ではなく化学発光を行なわせることを、生物発光共鳴エネルギー移動といいます。

キーワード
 トンネル状となった細孔または通路のことです。

キーワード
(ニュースレターNo.31参照)

キーワード
 Micro Total Analysis Systemの略語で、半導体をつくる技術から派生した微細機械加工技術(MEMS)を用いて、ガラスやシリコンまたは樹脂のマイクロチップ上に作った微細な流路や反応容器の中で生化学反応などを観察・計測する装置です。


http://unit.aist.go.jp/tohoku/ UP